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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

温帯雨林 (赤外線フィルムを使う)

赤外線フィルムを使っている。
その赤外線、人間の眼には見えない。
見えない光を相手に、結果をパッと想像して 撮れるものではない。
「いいと思ったら、バッと撮れ」と言われても、
「理屈は抜き、直感で撮れ」と言われても、
途方にくれてしまう。

見えない光を見るために、
理論/理屈を知り、知性で判断し、経験を積んで補正する。
それが、赤外線フィルムを使った撮影法。

可視光を使ったフィルムカメラも、原理的には同じこと。
条件が整っていたら、まぐれでも感動的な写真は撮れる。
しかし、『十万分の一の偶然』は続くものではない。
だからこそ、理屈を考え、工夫し撮ってみる。
いっぱい失敗する。
それでもTry&Errorし、写真を撮り続けるのは どうしてだろう?
それをすっかり忘れている。

カメラは新しい理論、最新の技術をどんどん取り入れ発展してきた。
シャッターを押せば、なんらかの画像を記録できるようになった。
理論を知らなくても、また撮る技術が稚拙でも、大部分はカメラ任せでOK、
「写真は、理屈はぬき。直感でいいとおもったら、シャッターを押さないと・・・・」
と言いたい気持ちは理解できるけど、その底に思い至る知性・感性は必要だろう。
都会の密林996-4
なにか大事なこと忘れていやしないか?という危惧を感じている。
基本に立ち返り、写真の底を見極めたい。
-----------------------------------------------------
午後5時ごろ、御茶ノ水橋の上にいた。
道路を挟んで順天堂医科大学と医科歯科大学があり、人通りは多い。
神田川の堀を見下ろすと、斜光が木々の間に射し込んでいた。
梅雨空の一瞬の晴れ間。
橋の欄干に肘を当て、シャッターを切っていた。

今、見えない光を相手に、フィルムで写真を撮ることに面白さを感じている。
初めてカメラ(スタート・カメラ)を持ち、
撮った小学生の頃の「撮れるのだぁ」という驚き、
撮れたときの嬉しさを思い出している。

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  1. 2017/06/29(木) 12:17:49|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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