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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

Retro赤外400S フィルムを使う

冷蔵庫のなかを探したら、Retro赤外400Sの長巻(100フィート)フィルムがあった。
期限は、今年の8月まで。2年ほど前に購入したものだった。
ローダーにこのフィルムを詰めた。
これからしばらくは、このフィルムで撮影することになるだろう。
赤外フィルムだと、使う場面は風景が多い。
山と青空と雲と森(林)と水辺の入った風景。
青空は暗く落ち、雲は白く、山の稜線はくっきりと立つ。
木々の緑は白く輝く。

普通の街のスナップに使ったらどうだろう?
使ったことはない。そう思うと、すぐテストしたくなる。
フィルムを詰めて、散歩に出て撮影。フィルターはR72(720nmカット)フィルターをつけた・・・(つもり)
すぐに現像。結果はおかしい??
しばらく、首をかしげ・・・こんなものかと思っていた。ふとカメラのレンズを見ると・・・・
R72と思っていたフィルターが、ND64フィルターだった。
どちらもダークグレー、ちょっと見では区別つかない。
注意力散漫、歳ですね。

結局、R'72フィルターをつけて、もう一度撮影。
フィルター効果の比較を行っていた。
R72visND 990-16
R72visND 993-24
R72visND 990-26
R72visND 993-34
Retro赤外400Sをパンクロフィルムとして使うか、720nmより長波長の赤外線フィルムとして使うかの比較になった。
パンクロでは暗部がストンと落ちてしまうが、
赤外部の光で撮影すると、暗部の諧調が意外と残っている。

街のスナップに使用したら、今までと違ったトーンの写真が撮れるかも。
しばらく、散歩にはこのフィルムをカメラに詰めて出かけようと思う。
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  1. 2017/06/23(金) 09:40:24|
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もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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