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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

偶然と偶然が重なると必然に・・・なる?

注意力が散漫となる。
知力、体力、記憶力の低下は、避けようもない。
中国に行くまえに撮影していたことを忘れていた。

記憶とメモを照合すると、中国に行く前、築地の魚河岸で撮影している。
そのフィルムを未使用と勘違い、カメラに取り付けて、再露光してしまった。
撮影場所は、戸越と青山を散歩したときのもの。

それぞれは、自分の意思でフレーミングし、シャッターを押しているので、
どうしても撮りたいと思い撮影したもの。必然を期待していた。
この二重露光は いわば、必然と必然が重なって偶然撮影できたもの。
ネガを調べ、面白そうなフレーミングがないか、チェックしたが、やはりたいしたものはなかった。
二重露光988-3 ⅢⅡ
二重露光988-28
二重露光988-35
二重露光988-34 Ⅱ
二重露光988-18
偶然 すごい写真が撮れるなど、あったとしても期待するのがおかしい。
多重露光するなら、あらかじめ画面構成を充分検討し、注意深く撮影したほうがいいだろう。

「偶然と偶然が重なって必然となる。」
写真家と思われる人が述べていた。
言葉は綺麗だけど、本当だろうか?
偶然カメラを持っていた人が、偶発の出来事に出会い撮影する。
それが 決定的瞬間を捉えた写真ということらしい。

カルチェ・ブレッソンは「決定的瞬間」なる言葉を使っていない。
しかし、彼の写真に、「Decisive moment」と名づけた新聞社はあった。
キャッチコピーの一人歩きかもしれません。
カルチェ・ブレッソンの写真は、日常の移ろいゆくある一瞬を、
彼の感性が見破り、計算し、待って、そして狙って撮ったもの(と小生、感じている)。
必然にしたのは、彼のカメラ・アイでしょう。

偶然撮れた凄い写真は、偶然の産物、ただそれだけ。
何度も偶然の決定的瞬間の写真が撮れたら、
松本清張の小説、『十万分の一の偶然』の世界になってしまう。



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  1. 2017/06/22(木) 11:59:59|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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