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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

水洞濠観光  

銀川空港の東、明時代の万里長城が残る水洞濠に、旧石器時代の遺構がある。
明の時代には 地下に兵舎が築かれ、外敵の侵入を防ぐ基地があった。
近年、掘り起こされ 整備され、一帯が史跡観光地になっている。
寧夏滞在最終日、水洞濠へ観光旅行した。
水洞濠DSC01682
入り口近くにあった案内地図。
万里の長城は、内蒙古自治区と寧夏自治区の境界線近くを走っていた。
地名の記載も、
内蒙古側は 中国語、英語、モンゴル語(チベット文字)で、
寧夏側は、中国語、英語、アラビア文字で記されていた。
今回は、寧夏側をぐるっと一周したが、内蒙古側を回ることもできる。(ただし別料金がかかる。)
水洞濠DSC01700
水洞濠では、旧石器時代の3万年ほど前の地層から石器が発見されている。
見つけたのはフランスのチームらしい。
後ろに見えるのが、博物館。
発見された石器や、人類の歴史などの展示があった。
水洞濠DSC01696
まるで日本の縄文時代の家のような住居が再現されていたが・・・本当だろうか??
着ている服は豹革をイメージしているようだ。
水洞濠DSC01691
寧夏の昔の農家の家を移築して展示してあったが、清時代? あるいは国民政府時代のものだろう。
石油ランプは、清朝が倒れ西洋文明が入ってこないと、寧夏の街まで届かなかっただろう。
暖房はオンドル形式。山西省の北、内蒙古自治区近くでも見たことがある。
この形式の暖房が、ずっと韓国にまで広がっているのだろう。
説明が中国語と英語で表記されていたが、あまり熱心な見学者ではないので・・・・読んでいない。
水洞濠DSC01701
ここで記念撮影するのが定番。
数十分後には、一枚20元で、次の観光スポットに展示されていた。
石碑の後ろの斜面を降りたところにバスが待っていて、次の観光スポットへ運ばれた。
水洞濠DSC01704
冬の寒さは 格別な土地、ツリーハウスとは考えにくい。
甘粛省では、崖に穴を掘り住居に使っていた。其の跡は今も残る。夏涼しく、冬暖か。
このあたりも、最初の住居は崖に穴を掘り、住居にしていたと考えるほうが、自然だと思うのだが・・・
水洞濠DSC01725
黄土高原の単色に近い風土では、強烈な原色でないと、目立たない。
目立てば、眼を惹きシャッターを押す。
水洞濠DSC01716
万里の長城に登る。
ここが自治区の境界にもなっている。
寧夏、韃靼(ダッタン)の文字に、妙に感心していた。(旧字表記!)
水洞濠DSC01718
内蒙古側、蒙古の住居、パオも見える。
水洞濠DSC01730
旧石器時代の発掘調査は、12箇所ほどで行われた。ここは7番目の調査地点。
水洞濠DSC01733
おそらくこの草原を小さな川、黄河の支流が流れていたのだろう。
水利目的で土を盛り、ダムを作っていた。
斜面を登ると湖になっていた。
水洞濠DSC01742
今来た道を振り返る。
水洞濠DSC01746
船に乗せられ、湖を渡る。
更にもう一つ船着場が見える。
船の姿もあったので、あそこまで歩くのかと思っていたら、
少し歩くと馬車が待っていた。
水洞濠DSC01759
水洞濠DSC01749
このあたりの景観は、西部劇に出てきそうだ。
水洞濠DSC01766
ダチョウの観光農園があり、子供が餌を与えていた。
今度は駱駝の馬(駱駝)車に乗り変える。
水洞濠DSC01778
水洞濠DSC01806
着いたところが、地下都市への入り口だという。
トンネルの総延長は5kmくらいにも達するという。
トルコのカッパドキアのような都市だろうか?
期待に胸を膨らます。

中央の黄色のシャツを着た女性は、武漢から来た人。
教育関係の仕事で、水洞濠を紹介する教育ビデオ撮影に来ているという。
若いスタッフ3名を引き連れていたが、撮影は若い人に任せ、一人で、勝手に観光しているとのこと。
年のころは50台半ばだろう。
娘がアメリカの大学をでて、米国に居る。
ボーイフレンドは日本人だが、彼は、日本に帰りたがっている。
一方、娘は米国で生活することを願っている。
さぁどうなるかというところだろう。
日本語 覚えるの難しいか、しきりに友人に尋ねていた。

水洞濠DSC01808
数分、曲がりくねったトンネルを歩くと、急に明るい広場に出る。
三方は高い崖に囲まれている。
開かれた一方は湖に面し、更に先に万里の長城の盛り土が見えた。
馬に乗った侵略者は、湖を渡れないので・・・大丈夫と判断したのかなぁ。
ちょっと無防備。
ここが、地下都市とは思えない。
地下住人のための市でも開かれた場所だろうか・・・
水洞濠DSC01810
水洞濠DSC01812
水洞濠DSC01822
この男性、駱駝の馬車に乗ったとき隣に座っていた人。
どこかでポケットの財布を落としてしまったらしい。
連れの女性が、一生懸命なだめていた。
水洞濠DSC01828
蔵兵洞の文字。ここが地下要塞都市への入り口らしい・・・
水洞濠DSC01831
トンネルの中は暗い。わずかな光が頼り。
デジカメの設定はPにしてあり、感度も自動にしてあったので、どうにか撮影できた。
手振れ防止のレンズではないので、慎重にシャッターを切ったつもりだが・・・・手振れしています。
水洞濠DSC01836
天井に草の根が出ているのは肉眼でも確認できたが・・・こんなに明瞭に見えたわけでもない。
デジタル・カメラの実力はすごい。
水洞濠DSC01840
水洞濠DSC01842
照明が一段少なくなったところには、敵の侵入を防ぐため、様々な仕掛けが施されていた。
通路に穴が掘られ、先の尖った丸太が上向きに植えられている。
その上に透明な厚いプラスチックの板が渡され、その上を歩くことになるのだが、
明るくし、丸太の先端が露になったら、その上を歩くの・・・躊躇するだろう。
分かるか分からないか位に照明は絞られていた。
水洞濠DSC01850
びくびくしながら、トンネルを歩いていると、外に出てしまった。
どこに、地下要塞が??水洞濠DSC01853
ここまでは 要塞の守り。これからが地下要塞らしい。
水洞濠DSC01857
雰囲気を盛り上げるため、明時代の兵士の服装をした妙齢の女性がいた。
女性兵士? 帽子も明の時代のものとは思えない。
このようなサービス精神が、中国独特なのだろう。細かなことは言わないで、楽しくいきましょう。
水洞濠DSC01858
水洞濠DSC01859
説明は 当然のことながら中国語。
分かりませんが、熱心に説明しているのは伝わります。
蔵兵洞のなかは曲がりくねり、上り下りあり、インディージョーンズの世界。
広く大きな地下洞はなかったが、全て発掘が終わったわけでもないのだろう。
井戸、食糧庫、炊事場、将軍の寝台のあった部屋などを巡る。
暗くて、撮影はほとんどできなかった。
曲がりくねり、階段を登っていくと、急に外へ出る。
水洞濠DSC01871
入り口の地図に書かれたところを、歩き回ったようだ。
出口はこの建物の中。寧夏長城博物館となっていた。
映画みたいな仕掛けになっている。
博物館といっても 大した陳列品があるわけでもない。

右のほうにトタンの屋根が見える。地下への入り口だろう。まだ発掘は継続中か?
1250名ほどの兵士がいたというから、この地下には、未発掘の地下要塞が埋まっているのだろう。
水洞濠DSC01874
正式には「紅山堡」という明代の万里の長城に設けられた要塞。約500年前にできたもの。
水洞濠DSC01878
城砦をでると、すぐに、トラックターに引かれた乗り物が待っていた。
水洞濠DSC01880
これに乗り、出発点に戻ると、ツアーは終了。
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  1. 2017/06/05(月) 08:44:42|
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Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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