Bill Brandtの撮影した"The Isle of Skye" がピンホールカメラによるものであるという衝撃に触発され、ピンホールレンズを作ってみた。その経緯は、カテゴリ「写真の技法」の”Bill Brandtに触発・・”の記事(07/25)を参考にしてください。 暑い日が続いていたので、童心に帰り、夏休みの自由研究の気持ちで、Pinkkorレンズ専用の4×5インチ程度のカメラを製作。製作材料費はゼロ。お菓子のダンボールと、素麺が入っていた木の箱が、本体にTransform。カメラの名前は「零式カメラⅠ」。 材料費が只(ゼロ)、レンズがない(ゼロ)そして一式カメラ以下だから零式だろう。(日本の名戦闘機ゼロ戦とは、関係ありません。) このカメラで駄目出しをし、9月には更に改良した8×10インチ型カメラを製作するつもりです。 それをⅡと命名する予定です。これは、Contaxカメラの命名に従うつもりです。 零式カメラⅡで1枚撮影できれば、このプロジェクトは終了。 このプロジェクトの名前は、「スカイ島への行進」。(平和行進のつもりです。) カメラの製作は、約1週間前から始め、昨日完成。すぐ家の物干しへ出て試写し、撮影できることを確認。 本日、戸越公園にカメラを担いで、最初の撮影。帰ってきて直ちに現像し、このブログにアップ。(8月15日に、間に合った~~ぁ) Bill Brandtの撮影した"The Isle of Skye" 第二次世界大戦が終わって2年目の撮影。戦争に対するBill Brandtの思いがあって、撮影したのだろうと、推察しています。 小生の父親も徴兵され戦地に赴いています。戦場は・・玉砕の島でした。運良く帰還できましたが、戦後、口を閉ざし、一度も自分から戦争体験を話したこと、ありませんでした。が、戦争を本当に憎んでいたことは確かです。 Bill Brandtの思いを確かめるためにも、零式カメラⅡを製作し、1枚でもいいから撮影したいと思っています。