例年、桜を求めて目黒川を歩くが、今年はできそうもない。
家の近くの桜で我慢。
ND64のフィルターを手に入れたので、テスト撮影してみた。

カメラは ソ連邦ウクライナのKievⅡ 1951年製造されたもの。
レンズは ニコンS用の Nikkor 28mm F:3.5 をつけている。
S型ニコンのマウントは戦前のContaxⅡと同じなので、
クーロンカメラ KievⅡにも装着し使用することができる。
まず、普通に撮影。

R72フィルターをつけ、5絞分露光を増やして撮影。
空の調子が暗く落ち、桜は白く輝く。
データーにシャッター速度1/60秒と書き込みましたが、
KievⅡにはその速度ありません。
1/50秒の誤りです。訂正します。(もっとも機械式シャッター±25%くらいの精度しかありません。)

ND64とND8フィルターを合わせて使用。
フィルター一枚なら、四隅欠けることはないが、二枚重ねだと丸く欠けてしまう。
6絞り+3絞り分を計算すると f:22×8秒の露光となるが、
フィルムには相反則不軌があるので さらに二絞り分露光を増やした。
弱い光対してフィルムの感度は落ち、明るい部分に対する感度の低下は少ないで、
日の当たった桜の花は、光輝いて写っている。
その効果は、R72フィルターより 強いと思う。
デジタルでは長時間露光でも トーンは変わらないだろうが、
フィルムだと、これだけトーンの調子が変化する。
ND64フィルターのおかげで、ようやく気が付きました。
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- 2017/04/10(月) 10:11:29|
- レンズの眼、カメラの眼
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