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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

トーンの調子を変える 現像で変える、フィルターで変える。

デジタルカメラなら トーンの調子を変えようと思えば、
ハイコントラストモードを選び撮影すればいい。
あるいは 生成した画像をレタッチシフトでハイコントラストに作り込めばいい。
カメラ任せ、レタッチソフト任せだろう。

フィルムだと、カメラ任せにはできない。
撮影者の見識、技能、経験、読みにかかっている。
基本的には、短い波長をカットするフィルターをつけ、
露光を切り詰め、現像を押し、硬いネガをつくり、硬調な印画紙に焼き付ける。
そんな所だろう。
どうするかは全て撮影者に任される。
いい機会だからと、短く切ったフィルムをマガジンに詰め、梅の撮影を行った。
現像の違い950 #1-26
(Ⅰ)液は、階調性の高い現像液で、今これを標準現像液にしている。
現像の違い950 #2-9
(Ⅳa)液は 硬調現像液。
階調性は減るが、芝生のトーン、梅の花の白が出てくる。
現像の違い950 #3-10
トーンの調子の変化は 木の通路を見比べるとよくわかる。
最後のカットは、(Ⅳo)液で現像したもの。
一番硬調に仕上がる現像液に、R2フィルターをつけて撮影している。
さらにトーンを省略、硬調に仕上げた。

しかし、現像を押しすぎ、ネガ全体に被りを生じた。
黒くなりすぎたので、減力処理を施してネガ濃度を調整している。
(こんな 技法知っている人も少なくなっただろうなぁ。)
----------------------------------------
減力の方法は 古い写真の本には載っています。
小生は 菊池真一教授著、写真の化学(共立全書)
第10章 補力、減力及び調色 
Page115~を参考にして減力しました。
DSC00882 減力





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  1. 2017/02/24(金) 23:19:04|
  2. 写真の技法
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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