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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

2016年 最後のカット

「現像はじめ」のネガに記録されていた2016年最後のカット。
今年のラストショット928-17
この植物に対し特別な感情を持っているわけでもない。
なんという名前か、皆目わからない。
光の当たり方が面白いという、ただそれだけの理由でカメラを向け、撮影していた。

その人がどんな人かわからなくとも、キャッチーだなぁと思えば、
盗撮まがいにスナップしてしまう・・・・
似たようなもの、植物は抗議しないから、堂々と撮るけれど。

偶然撮った傑作写真は、
いくらもてはやされようが、偶然の産物に過ぎない。
その写真をじっと見つめ、撮った人の影/視線を探すが、見つからない。
車載カメラが捉えた事故映像のようなもの。
やがて見飽きてしまい、記憶の彼方へ消えていく。

大切な写真には、撮影した人そのものが写っている。
撮影者の眼差し、立ち位置、理解が 込められている。
安直に撮られて写真には、
安直な撮影をした当人(の知性、感性、見識)が写しこまれている。
見る人が見れば、判ってしまうなぁと思う。
だから 怖い。

「愧(は)ずべくんば明眼(みょうげん)の人を愧ずべし」
「いいよ、素敵だ」と褒めてくれる人の眼を意識し、その眼に迎合したら 堕落する。
本当に 必要なのは 明眼の人の眼。
高校の頃読んだ、和辻哲郎校正の正法眼蔵随聞記に載っていた一節。
いまも、心に残っている。
写真を再開し、11年目。
どんな気持ちでこの人はこの写真を撮ったのか?
ようやく、他の人の写真を見て、写真を読み解く眼が、
少しずつだが、できてきたかも・・・・と感じている。
「愧(は)ずべくんば明眼(みょうげん)の人を愧ずべし」
だよなぁと思う。

昨日、ようやく 今年二回目の現像を行った。
単なるジャンクな記録写真・・・・を量産しているだけかもしれないが、
今年 もう一年、写真撮り続けてみようと、思っている。
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  1. 2017/01/09(月) 13:34:08|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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