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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

夕方の散歩

7月 Tri-Xフィルムを使い切った。(実際は 100フィート缶をもう一缶 冷蔵庫に保管しているが)
8月より Retro400Sフィルムに切り替えた。
最初は Tri-Xで使っていた現像液で現像していたが、
調子のよい濃度になるよう現像時間を調製すると、
余りにも現像時間が長くなる。
たまに 現像するなら それでもいいが、
常用するのであれば、使い勝手の良いよう組成を調整すべきだろうと
9月から Retro400S用の現像液組成の検討に入った。
すぐに 組成は決定し、使い始めたら、思いもよらない欠陥が見つかる。
化学者としての研究者魂に火がついてしまったのだろう。
現像液開発にのめりこんでしまった。

家に研究機器、分析機器は全くないが、
それでも 上皿天秤、簡易pHメーター、簡易電導度計、滴定用ビューレット、数種類のpH指示薬は持っている。
現像液を調整するための、メトールやハイドロキノン、亜硫酸ソーダなどの薬品もある。
それに化学薬品の取り扱いは元プロ、できないはずはないと、その欠陥を解決すべく 闘志を燃やしてしまった。
どうにか解決のめどが立ったのは1か月後、しかし、かなり定性的、メカニズムに立ち入り、検討するには、資金不足。
会社/大学等の研究所の分析機器、研究機器が使えれば・・・・
それでも どうにか趣味で使う分には十分な現像液組成を掴んだと思う。
来年は 趣味の写真撮影の方に戻ろうかと思っている。

テスト撮影に追われ あまりたいした撮影はしていない。
もうすぐ新年を迎える。写真撮影の時間も無くなった。
妻からは、部屋の掃除を 仰せつかっている。
つい最近のテスト撮影のなかから 面白そうなのを2枚選んでみた。
西大井924-#2-23
10日ほど前に撮影したもの。
近くの公園の大きな柳の木。
葉は大分落ちてしまったが、まだ少し残っている。
日は地平線近くに達し、葉の部分だけを明るく照らしていた。
露光は小生の「思い込み」で決めている。
冬の日 空の輝きは減っている。空を基準にすればISO:400のフィルム、 
f:5.6で1/500秒だろう。
しかしそれでは葉の輝きは空の明るさに溶け込みハッキリとはしない。
ここはフィルターでコントラスト(空の明るさを落とす)を付けるべき。
ポケットの中を探すとR2フィルターがあった。
以前はR60 (600nmカット)フィルターを使用していた。
落として壊したので、2年ほど前 購入したもの。
今あたらめて白黒フィルムを使う人はいないので、
白黒用フィルターの種類は減ってきている。
添付の資料もかなり素っ気ないもの。分光特性のグラフもついていなかった。
2の数字は2絞り分暗くなるという意味らしい。おそらく昔のR60と同等品だと思う。
2段シャッター速度を落とすと、f:5.6/125秒 kieVⅡには 1/125秒がないので 1/100秒となる。
しかしそれでは柳の幹の部分が黒く潰れてしまう。 そこで更に一段速度を落とし、f:5.6/50秒でシャッターを切った。
西大井924-#2-27
柳の撮影から約30分後、西大井の駅近くを歩いていた。ほぼ日没。
新幹線は上下線合わせれば5分に一回は通過していく。
来るタイミングを待つ。
シルエットで撮るなら f:8/500秒 それでは地上は黒く潰れる。
一絞り開けて撮影した。
2絞り開けて撮影したほうが良かったかと・・・・反省している。
f:4でとっても、白飽和は防げただろう。

今 銀塩モノクロフィルムを使う人は少なくなってきている。
ほんの少人の、物好きの遊びかもしれない。
サーフィンすると 同好の士のブログにぶつかることがある。
人によるが、カメラ レンズ フィルム程度の情報を開示している人もいるが、
多くは、カメラとレンズだけ、フィルムで撮った言いながら 何も記載しない人もいる。

昔、カメラ雑誌を読むと、アマのコンテスト入選作には、
カメラ、レンズ、フィルム、シャッター速度、絞値などが 必ず記載されていた。
小生は、そのデーターを基にして撮影の勉強をした覚えがある。
入選作の光を読み、ピントをどこに合わせているか、どの位置から撮ったかを推察し、
絞、シャッター速度を覚えていった。

役に立ったなぁと思う。
だから、小生もなるべく撮影データーは公開する。
フィルターもストロボの使用の有無も記載する。
(フィルターの記載がない場合 レンズ保護にUVをつけていることが多い)
フィルムでモノトーン撮影を楽しんでいる方は、
銀塩フィルムへの思い入れが深く、熟達者揃い。
せめて、先人の残してくれた伝統に戻り、
撮影データを記載してほしいと思う。
これどんなレンズで どんな露光で撮ったのだろう・・・・
参考にしたいと思う写真に出くわすと、いつも思っています。
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  1. 2016/12/30(金) 13:19:46|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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