この現像液で現像すると 、
暗い部分の銀塩濃度 薄いもののだらだら残る。
その部分を レタッチソフトで 持ち上げると(印画紙で焼き付けるなら、覆い焼きすると)
画像が出るので、
光の強弱が大きな被写体でも、白とび、黒潰れのない写真を作ることができる。
反面、光のダイナミックレンジがない場面では、眠い写真になりがち。
今回の現像実験で作ったなかでは一番軟調な現像液です。

半逆光、木々の葉が明るく照らされていたので、少しオーバー目の露光をしています。
銀塩は白飽和しにくい。
デジタル・モノトーンを見慣れた眼からすると やや眠い写真になっているかもしれません。

秋の空が広がっていた。空の調子を出すため全体を少し焼きこんでいます。
フィルターを使用していません。最少絞りまで絞りました。
古いノンコートレンズですが、いまでも通用する鮮明な写真を撮ることができます。

空の調子をだすなら、f:12.5/500秒、家の調子を出すなら、f:6.3/125秒が適正露光と判断。
真中のf:12.5/125秒で撮影し、
トーンカーブで調整し、暗い部分を持ち上げ、明るい部分を下げて全体の調子を整えました。
厳密に言うと違いますが、印画紙に焼き付けるなら、部分的な覆い焼きと、焼きこみを施して作った写真です。
暗い部分も潰れることなく表現できましたが、空の調子は今一。
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ちょっとシュールで、かつ暗示的。
次回の衆院選、お父さんの神通力は失せてしまった。
たいへんだろうなぁ。
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- 2016/10/23(日) 10:04:56|
- 写真の技法
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