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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

夜景を撮る・・・それはハレのとき? 

暑いので・・・散歩は夜というわけではないが、暗くなり始めると、このごろカメラを手にするようになった。
しかし、今まで夜景の撮影の経験は少ない。昔撮った、ネガを調べたが、ほとんどでてこない。知った人間が集まったとき、室内でフラッシュを焚いて撮った写真はある。しかし、フラッシュも焚かず、夜景を撮っていたのは、ほんの数枚だけである。それらは1965年から5、6年の間の少しの間、ニコンFを買って写真を撮り出したころのものと、2000年から再びカメラを手に取り、写真を撮り出したときのものだった。
いずれも、旅行、出張など、「ケ」の日とは違う空の下の撮影である。暗い空間には非日常の「ハレ」を、無意識にも感じ、カメラのレンズを向けていたのだろうか?
夜景 京都②-7 夜の繁華街
11月23日の勤労感謝の日に、京の紅葉を見に出かけている。いまは この市電はなくなり、地下鉄になっているとのこと。その後、京都駅を度々通過することがあっても、降りることはありません。
おそらく露光は、f:2.8/30sec.でしょう。
夜景京都③-8 八重弘の朝
木屋町で泊まった宿からみた、早朝の賀茂川。手すりにカメラを乗せ、そっとシャッターを切っています。おそらくf:5.6くらいまで絞っていると思います。(シャッター速度は1/8秒くらいでしょうか。)
個人的には、懐かしい写真です。もう一度、京都へ行ってみたい。
夜景 昭和43年 大島へ
夜、竹芝桟橋から、大島へいく船に乗っていました。揺れる甲板に立ち、離れていく東京の灯を撮影。もう、この風景を撮るできないでしょう。東京タワーの近くには、高層ビルが立ち並び、もっと明るく華やかになっているでしょう。今でしたら、手ぶれ防止つきのデジタルカメラで、ISO感度を高く設定し、すばらしく美しい東京の夜のスカイラインを撮影できるでしょう。・・・とはいえ、いま改めて、撮影したいとは思いません。当時の写真の腕、稚拙です。「下手だなぁ」と自分でも思いますが、45年前の東京、ノスタルジーを感じますね。小生の思いを乗せている。これも写真。
夜景 1969年31月 Tri-X Film 小出
新潟、小出スキー場を写したもの。伯父さんの家が川沿いにあり、スキーをしにおいでと誘われ逗留。河川の改修で、その後引越し。引越し先は隣町の浦佐。小出より小さな町。なんで?と思っていたら、数年後上越新幹線の話を知る。伯父さんの新築した家、今は、新幹線の駅に近い、一等地。どこで聞きつけたか?地元では、田中角栄は神様です・・・月日の移り変わりは早いですね。あれから、44年経っています。
外国夜景ノルウェー④-6 ウトネホテルの朝焼け
1975年から1999年までは、カメラの空白期です。カメラを持つことはまれになりました。写真を再開したのは、ノルウェー出張が契機になりました。ノルウェーのウトネ(Utone)という小さな村のホテルに泊まったとき撮影したもの。再び訪れることはない・・・と思うと、なぜか、写真に収めなければと、早朝、窓の桟にカメラを置き、撮影。
8月でも東京の10月の気候、涼しく快適。北の国の陽は長く、9時を過ぎても、空は明るい。これは早朝3時ごろ撮影。
外国夜景スイス-14
ふもとの町に、大きな工場があり、打ち合わせにその工場へ。打ち合わせ後は、登山電車に乗り、ツェルマットのホテルへ・・・そのぐらいの都合はつけられるようになりました。
このとき、コダックの作ったデジカメを出張のメモ代わりに使用していました。そのカメラで撮ると、銀塩フィルムより綺麗に写っているのでびっくり。
外国夜景 DCP02730
100万画素のデジカメとして販売したコダックの自信作。確かにフィルムメーカーのカメラは写りがいい。
世界で最初にデジカメを作ったのはコダックです。そのコダックが、デジカメのため、ほとんど潰れかかっています。歴史の皮肉ですね。
「ハレのとき」とは、魑魅魍魎が暗躍する暗闇の世界ではなく、日中の明るい「ケの世界」ですり減らした心や体を癒す、神と交感の「とき」のような気がします。どうも、あの世が近くなったせいか、このごろ、夜の撮影を、しきりに考えています。変ですか?
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  1. 2013/07/29(月) 13:48:26|
  2. 思い出の写真
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  4. | コメント:2
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コメント

こんばんは

白黒写真は歳月とともに深みを増すものだという感じが
どの写真からもヒシヒシと伝わって来ます。
そんなことなら昔からもっと写真に残しておくべきでしたが、
今更撮り返しが利かないだけに貴重ですね。

海から遮るもの無しに東京タワーが見えるとは、
まるで今風のデジタルトリックのような新感覚がまた素晴らしいです。
  1. 2013/08/01(木) 03:19:12 |
  2. URL |
  3. dechnocrat38 #-
  4. [ 編集 ]

Re: こんばんは

コメントありがとうございます。
カメラを持って写真を始めた頃、人をうならせるほどの写真を撮りたいと、有名な景勝地、山、古い寺などに行き、写真を撮っていました。若いが故の功名心があったのですね。いつ撮ったか分からない写真ばかりです。うならせるような作品ではありません。今思うと、街角のスナップ写真を撮っておけばよかったと思います。そのときは見えていなかったのですね。
時代を超越した作品があります。いつ撮影したかは問題ではありません。30年前かも、昨日撮ったものかも知れません。呼びかけ、ささやきを聞き取れる、ごく少数・・・自然の神に召された人・・・のみが撮れるものと、ようやく理解できるようになりました。そして、それができない凡夫にも、記録するという機能を使って、写真が撮れるという道が残されていると、ようやく気づきました。お散歩カメラでも良い、数十年後には、写している写真にも、何か意味が付け加わっていることを願うのみ。
  1. 2013/08/01(木) 10:40:06 |
  2. URL |
  3. Alchemyst Sasaki #-
  4. [ 編集 ]

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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
散歩にカメラの生活もついに12年目に突入。10年も続ければ、何かを掴めると思ったが、デジタルカメラの渦に弾き飛ばされ、未だ写真の眼を掴めないでいる。
絶滅危惧種のフィルムカメラでは、無理なのかなぁと嘆息。
冷蔵庫に100フィート長巻フィルム4缶、保存してあるので、
あと一年は撮り続けられます。それからどうするか考えることにしました。

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