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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

D-レンジオプチマイザー

Sony NEX-3には、
ピクチャーエフェクトというモードがある。
「好みの効果を選ぶと、独特の風合いで撮影できる。」という。
お遊びで、たまに使うなら、それも面白いが、
面白いからといって、パートカラーやPOPで撮影された写真ばかり見せられたら、辟易としてしまう。

RAWで撮影し、メーカー推奨の(同梱)現像ソフトで画像の調整を行うが、
どの程度の調整なら許されるのか、これも不安になる。
カラーの調整/調色?とD-レンジオプチマイザーは、取り扱いに苦慮している。
調整を続けると、見たこともないような画像になっていることがある。
光の関係からこんなドラマチックになることもありそうと感じたり、
これは不自然で駄目だろうと思うこともある。
D-レンジオプチマイザーDSC08691 Ⅱ
適切なフィルムに適切な露光で撮影し、現像液を適切に選び、適切に現像すると、
ダイナミックレンジで4000倍ぐらいあるネガを得る。
しかし、その中で、光とネガ濃度が比例するのは100倍くらいの区間になる。
デジタルカメラのダイナミックレンジは、フィルムほど広くないが、
暗いほうに対しても比例しているので、
直線部分はネガと同じか、少し広いかもしれない。
全体のダイナミックレンジは400倍くらいだろう。
400倍と4000倍 大きな差のようだが、実際は大したことない、ほんの10倍にすぎない。
人間の眼のダイナミックレンジは、遥かに広い。
10000を超えるだろう。おそらく10万倍?くらいあるように思う。(月夜から夏の真昼間まで)
しかし、実際に印象に残るのは、その中でレンジにして20~30倍程度の範囲だろう。
極端な明るさ、暗さは、状況の理解には不要と人間の頭脳は勝手に判断し省略してしまう。(白か黒でいい)
戸越銀座商店街に建設中のビルを、昼間撮影。
デジタルは白飽和しやすい。
その点はメーカーの技術屋さん よく承知している。
Pモードで撮れば、明るい空を白飽和させないよう露光を調整してくれる。
D-レンジオプチマイザーを使い、明るい部分を抑制し、暗い部分を持ち上げてみた。
幾分ハイキー調になったが、太陽の強い光の射す街並みの感じになる。
これは、許せる、というより好ましい。
現実の広いダイナミックレンジの映像を圧縮し、見やすい(印象に残る)画像にしてくれる。
記憶の映像に、かなり近い。
自撮りDSC09111 Ⅱ
曇天の日に撮影したセルフィー。
D-レンジオプチマイザーを使用したら、暗い部分が少なくなっていく。
明るいメリハリのある画像になった。エッジがでて、線描しているような感じになる。
これは、許せる? 
記憶にはない。
ある意味ドッキとする。これキャッチーな写真??
D-レンジオプチマイザーDSC09096 Ⅱ
夜撮影したRAW画像をD-レンジオプチマイザー処理した。
実際に撮影したときの記憶に残る映像と、全く異なっている。
こんな風景だったか??
派手な画像、キャッチーだが・・・・
カメラとそれに同梱してあった現像ソフトに遊ばれているような居心地の悪さを感じた。
写真は目立ってこそと思う人なら、喜んだだろう。
意外とキャッチーに撮れた/画像を仕立てたと。

一枚の画像をD-レンジオプチマイザー処理し、
メリハリのある画像に仕立てるのは・・・少々、いかがわしさを覚えるが、
許されるだろう。

最新のカメラによっては、HDR機能を持ったデジカメもあるという。
複数枚の画像を連続で撮影し、カメラ内で画像処理しダイナミックレンジの広い一枚の写真を自動で生成するとのこと。
ダイナミックレンジの広い写真は、フィルム時代からの願望だったが・・・・
それが実現したとなると、嬉しがるべきだが・・・今となっては、違和感が出てくる。
でも、結局 受け入れられるのでしょう。
常に、最新技術を貪欲に取り込んで発展してきたのがカメラなのだから。
それを使うか、使わないかは、その人の見識。
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RAW現像でD-レンジオプチマイザー処理した画像、現実離れしているように思えたので、
更に、PSE(フォトショップエレメント)のレッタチソフトでカラー調整してみた。
D-オプチマイザーDSC09096 Ⅲ
調整というより調色・・・悪く言えば塗り絵になってしまう。
明るさのレベルもすこし下げてみた。
線描した感じは残っているが、だいぶ見たときの印象に近づいている。
これ、いいのではないか!
カラーデジタルは、難しい。

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  1. 2016/07/09(土) 11:30:33|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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