戸越の里から桐ケ谷道を歩き、目黒不動へ、そこが終点。
そこから、林試の森公園に迂回し、武蔵小山の商店街を抜け、
戸越の里に戻るのが、散歩コースの一つ。
気分転換には、散歩が一番。
スランプを感じても、カメラを持って外へでる。
-----------------------------------------
林試の森で 撮った数枚の写真。

夏休みの宿題だったか・・・・
子供の時、昆虫採集で美しい蝶を捕まえ、宝箱のケースに虫ピンで止め、
増えていく蝶の数を一人密かに楽しんでいた。
夏休み明け、その宝箱を同級生の見せ、得意になる・・・・、
成人し、カメラを持ち、ポートレート写真を写すとき、
密かにその人を盗んでいるのではないか、という感覚に襲われる。
ポートレート写真をアルバムに貼る。
今は、ハードディスクにその画像をためていく。
ブログなどに載せ・・・見せびらかす。
子供の時の昆虫採集に似てはしないか?と狼狽えてしまう。
人の尊厳を傷つけることなく、かつ伝えるべきものがあるならOKだと、
もっともらしい理由付けをして、自分を納得させるが、
まだ、その線引きが、自分の心のなかにできていない。

誰と特定できないようなフレーミングになる。

ピントはぎりぎり犬を連れた女性まで届いていると思ったが、シャッター速度が遅いので、うまくぶれてくれた。

John Freeのような、StreetPhotographyを してみたいと思うが、
腹に一物を持っているわけでもない。
覚悟も、志も、見識もない者が、カメラを手に、
Street Photographyと称し(隠れ蓑にして)写真を撮るのは、
他人の秘密をそっとかすめ取る快感に酔ってしまうからだろうか?
フレーミングし、シャッターを押すことに、躊躇しだした。
--------------------------------------------------
レンズは 戦前のツアイスのテッサーを使用した。
同時代、ライカは一世を風靡したエルマーレンズがある。
レンズの構成は同じ、4枚のレンズでできている。
共にノンコートレンズ。
エルマーレンズは、絞の位置が1枚目と2枚目のレンズの間に置かれている。
テッサーは真中、2枚目と3枚目の間。
それが描写力の差になるのか?
好みの問題だが、エルマーで撮影したほうが、角の立たないしっとりとした描写になるように感じる。
テッサーは、「鷹の眼」と言われたように、切れのある写真になる。
しかしその差はほんの僅か。
エルマーも、解像度の高い、良いレンズです。
スポンサーサイト
- 2016/06/28(火) 14:03:33|
- Street Photograph
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0