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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

「永保寺」 覚えのある寺の名・・・ミッドタウンの展覧会で

先日 ミッドタウン 富士フィルムのギャラリーへ行き、土門拳の作品展を楽しんだ。
その中に、「永保寺」で撮られた作品も混ざっていた。
「永保寺」・・・? 何か覚えのある名前だなぁ~と 古い記憶を手繰った。池に架かる橋を中央にすえた写真がある。多治見のあの寺かな、と思いながら、この橋の記憶は失せている。他にアップで撮られた写真もあるが、それでは、記憶とのすり合せもできない。説明文を読むと、やはり「永保寺」だ。
40年以上前の数年間 カメラに凝っていたときがある。そのとき、「永保寺」で撮影したことがある。巨匠、土門拳と同じ場所を撮影していたなんて、と思うとなんとなく嬉しい。
早速、帰宅して、昔のネガを探した。
多治見では3本のフィルムを使っている。そのうちの1本、30コマが永保寺で撮ったものだった。
多治見旅行①-1a
これが、永保寺。
10月に旗日はないので、10月26日は日曜日。土曜の午後 東京から多治見へ移動。駅近くの商人宿で1泊。朝から、多治見の寺や窯元の撮影をして、夜、名古屋から新幹線にのり帰宅したようです。
カメラはNikonSP レンズは Nikkor 50mm F:2 と 28mm F:3.5 フィルムはTri-X を使用しています。
永保寺の撮影は、全て28mmの広角レンズでした。気合が入ってたのでしょう。当時現像はD-76を使用。今見ても、銀の乗りがよく階調が豊かなネガに仕上がっていました。
多治見旅行①-2
記憶から消えていた橋は 確かにありました。まだ、無我夢中で写真を撮っていたんだなぁ~と感じる写真です。紅葉が始まっていて、綺麗な風景だったのでしょう。欲張って何でも入れて・・・という感じですね。
土門拳の写真は、大判カメラで撮られたものですが、橋の中央にある建物を中央にし、おそらく左手奥から撮影しています。カラー写真でした。巨匠の写真と比べるなんて、おこがましいですね。
池の映りこみを撮りたいのか、橋を撮りたいのか、右手のお堂を撮りたいのか、紅葉に気をとられたのか、視点が定まりません。
44年前の自分に「何が撮りたいの?」と聞いたら、「この風景だよ、お堂、橋、池の映りこみ、3つのコンビネーション」と嘯くのでしょうね。秋の紅葉ですから、ここはカラーで撮影すべきでしょう。標準50mmレンズで立て位置。
多治見旅行①-2Trimming
カラーにして、映り込みにテーマを絞るべきでしょう。どうなるかトリミングしてみました。実際の撮影では、空の部分を少なくフレーミングするでしょう。モノトーン(白黒)では、映り込みを撮っても、あまり綺麗でないので、どうしてもサブ的な扱いになり勝ちですが、カラーならメインになりえる。デジタルで撮影するようになり、ようやくそのことが分かるようになりました。
多治見旅行①-6
非常に明暗差のあるところを撮影しています。今なら避けるだろうな・・・それとも、やはり、挑戦的に撮るか?
おそらく、黄色く紅葉した葉が、きらきらと美しかったので撮影したのでしょう。Y2かYGフィルター使うところですね。
多治見旅行①-8b
前日は雨だったのか?その記憶も失せています。
傘を見たら誰でも、こんなフレーミングするでしょう。まあ雰囲気もあり、OKとしましょう。暗いところ(屋根の裏)も黒く潰れていませんし、明るいところ(白壁)も白飽和していません。気合入っていたなと、思います。
多治見旅行①-10
これが、永保寺で撮影したベストショットだと思います。
もう一度、同じ場所を訪れて、撮影したいものですね。44年前の自分に会えるか、競争となるか・・・腕比べ、勿論、同じカメラ、同じレンズ、同じフィルムで。
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  1. 2013/07/17(水) 12:51:56|
  2. 思い出の写真
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
散歩にカメラの生活もついに12年目に突入。10年も続ければ、何かを掴めると思ったが、デジタルカメラの渦に弾き飛ばされ、未だ写真の眼を掴めないでいる。
絶滅危惧種のフィルムカメラでは、無理なのかなぁと嘆息。
冷蔵庫に100フィート長巻フィルム4缶、保存してあるので、
あと一年は撮り続けられます。それからどうするか考えることにしました。

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