FC2ブログ

本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

RPX400フィルムの特性を調べる

こんな話は、聞いても(読んでも)ほとんどの人には無用でしょう。
小生の備忘録のようなもの。
どんなことをしたのか、忘れないため、記録しています。
(このブログそのものが備忘録)
-----------------------------------------
ようやく現像液の組成が決まってきた。
いまは、更に細かなファイン・チューニング中。
現像結果は、使い慣れたTri-Xに似ていましたが、
若干Tri-Xに比べ光のラティチュードが狭いという印象を持ちました。
RPX400 AⅡ現像 20℃×40分
開発しているのは、希釈現像液組成です。
トーンカーブの直線性が良いので、取り込みはリニアーで取り込んでも、
白から黒まで、明瞭に再現していました。
Tri-Xに比べ、スパンが少し小さいこと、ピークの切れも少し浅いことが気になるところですが、
実際の撮影では、影響ないでしょう。
60分現像すると、少しスパンは改善します。
現像時間は、20℃なら 40分から60分で有れば、ほぼ同質の写真を得ることができるでしょう。
希釈せず現像したら4分から6分で現像をストップ。攪拌むらを出さないよう、つききりで作業しなければなりません。
希釈することで、現像むらの危険は減り、40分から60分の間で、現像ストップすればいい、となると ぼけ老人でも現像を失敗することはない。暇な時間はたっぷりとある。
RPX比較825-10
早春の良く晴れた日の午後、空に合わせて露光。空に銀塩のザラツキがでた。
それほど、目障りでもない。
RPX比較815-6
同じ場所を、1月の初め散歩している。この時使用したフィルムは Retro80S。
冬の日は、すぐに傾く。日差しは、雲に隠れがち。一絞りほど多めに露光を設定し撮影、ネガをPCに取り込むとき、レベルを調整し明るい部分をカットした。
RPX比較例1
樹の先端を拡大し比較してみた。画面は、ピクセル等倍になっています。
Retro80Sのフィルム、銀粒子細かく、目立ちません。
RPX比較825-13 Ⅱ
写真は「光画」、光の当たり具合で 写真の出来/印象が違います。RPX400には不利な光の状態。
陰になった道路の質感、光が当たった道路の質感、共によく出ていると思います。
RPX比較815-9 Ⅱ
1月初め、Retro80Sで撮影したときは、このフィルムの特性にマッチした光の状態になっていました。
明るい所から、暗いところまで、余すことなく銀塩に記録されている。それを、全部使い画像を調整。
人の配置も、よかったと思います。
RPX比較例2
背景の家を切り出し、比較してみました。
等倍まで拡大して紙に焼たり、あるいはプリントすることはありません。
4つ切り程度なら、RPX400で撮影しても、粒子は目立ちません。恐らく半切までOKでしょう。
でも、印象の異なった写真になるでしょう。
その差は、レンズではなく、使用したフィルムです。
------------------------------------------------
1960年代くらい前までは、レンズによる差は、素人にも分かるくらいでした。
しかし、それも高級なレンズと大衆向けの安いレンズを比較したとき。
有名なメーカーの、高級なレンズは・・・戦前から素晴らしいものがあった。
RPX400で使用したのは、一世を風靡したライカのズミクロンレンズ。
朝日カメラのテスト記事では中心部の解像度が250本/mmあったと絶賛されたレンズです。
当時、Tri-xフィルムの解像度が100本/mm程度しかないのに、必要か?と思ったことがありました。
NeopanFフィルムで160本/mmが出せたか?
国産カメラメーカーのフラグシップ機用レンズも、中心部の最高解像度は200本/mmには届いていたので、
レンズに関して、あれがいい、これは駄目というレベルでは、もはやないと思う。
安くて有名だった・・・しかも良く写るペトリV6は、f:5.6での中心最高解像度は224本/mmと記載されています。
--------------------------------------
レンズより、フィルム。
デジタルなら レンズより、撮像素子のほうが重要。
デジタル写真で 画質を決めているのは、
撮像素子のでき。
CMOSか、CCDか、フォビオンを選ぶか。
それに、撮像素子からデータを呼び出し、画像化するソフトウエァーの良し悪し
この2点だろう。
レンズは すでに どのメーカーのレンズも優秀だと思う。

フィルムを選択するよう撮像素子を交換できるデジカメはできないだろうか?
お気に入りの撮影ソフトをデジカメにインストールして使うこと、できるようにはならないか?
そんな未来予想をしています。
スポンサーサイト



  1. 2016/02/23(火) 12:11:35|
  2. 写真の技法
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<何気なく撮った一枚 | ホーム | Rollei RPX400 フィルムを使う>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://alchemystsasaki.blog.fc2.com/tb.php/678-60f28ab6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

読み解く写真、心に残る写真を・・・ (117)
思い出の写真 (25)
遥かなる寧夏 (35)
新幹線の見える街 品川 (6)
フィルムの眼 (81)
レンズの眼、カメラの眼 (31)
デジタルカメラは記録機器 (13)
映し出された世界 (28)
水辺の光景 (18)
勝島運河 (16)
写真の技法 (146)
旅行・観光 (7)
ある場所、ある瞬間 (93)
デジタルで遊ぶ (29)
Silent City (8)
??? (21)
Street Photograph (26)
都会の景観 Tokyo (195)
Night walk in Tokyo (33)
散歩 (234)
猫、犬、鳥 (9)
白木蓮 (18)
黒い花 怪しい花 (53)
樹、草、花  (63)
桜  (118)
ひまわり (38)
竹林 (11)
八つ手 (9)
百日紅(さるすべり) (29)
オールドレンズの密かな楽しみ (33)
人物 ポートレート 踊り (35)
Photo彩遊 (27)
品川宿 (9)
その他  (31)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR