昔のレンズは、コーテングも良くない。ハレーションやゴーストが出やすい。
特に悪いのは、一面に光が入り、コントラストの低い写真になったときだろう。
極力 それを避けようと、注意してフレーミングしていた。
ゴーストの入った写真を見せると、酷評されたものだ。写真になっていないと。
しかし、この頃はレンズのコーテング技術が向上し、内面反射も抑えられてきたので、
以前ほど、ゴーストやハレーションを嫌うことは なくなったようだ。
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ゴーストの出た写真、撮りたくはないが、それでも、以前ほど神経質にはなっていない。

一眼レフのカメラなら、ファインダーで ある程度は確認できる。
レンズを振り、ハレーション、ゴーストが出ないようにするが・・・
ここまで ゴーストが発生しているとは思わなかった。
男性の後姿を追うように出ている。
面白い。
これも偶然の写真表現だろう。

レンジファインダーのカメラでは、ファインダーを覗いても、ゴースト、ハレーションの確認は無理。
現像してみて、初めてわかる。
小生の使用する古いF:1.5の明るいゾナーレンズは、夜の撮影で絞を開けると、点光源(たとえば街路灯)の光に大きなリング状のゴーストを出しやすい。
絞った状態で こんなゴーストが出たの初めて。
ベンチに腰かける人影でも写っていたら、最高だろう。

このゴースト、ファインダーで覗く限り 確認できなかった。
ゴーストも 上手に使えば、写真表現の一つ、とおおらかに考えよう。
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- 2016/02/03(水) 09:56:05|
- 写真の技法
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