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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

国立新美術館脇を歩く      (写真展を見に その4)

太陽から方向を割り出し、南西の渋谷を目指し、ぶらぶらと歩いていた。
これが、土地勘のない場所の小生の歩き方。
なるべく逆光になるような散歩コースを考える。
逆光のほうが、街はフォトジェニックに映ると思っていたから。
フォトジェニックに(美しく)撮ろうと固執したことが、新たな視点の発見を阻害したのでは・・・と反省している。
今年は「尖った」写真だと・・・心の中でつぶやくが、刷り込まれた感覚の修正は難しそう。
まぁ、そのうち・・・・
気づくと昔の東大生産技術研究所、現在の国立新美術館脇のトンネルを歩いていた。
国立新美術館814-28
壁画は消えかかっている。
あるいは、新たな作品をここに描くための下準備かもしれない。
コントラストが低く、肉眼でははっきりと見えないが、カメラの眼なら・・・と一枚。
トーンカーブを調整し、コントラストを上げると、画像がくっきりと見えてきた。
国立新美術館814-29
光の強弱が大きなフレーミング。
少しシュール感漂う写真になった。
Retro400Sフィルムのダイナミックレンジは、眼ほど広くはないが、3桁は期待できる。
銀塩写真で白飽和することはめったにない。
むしろ暗部のディテールを出すのが難しい。銀塩の粒子がボツボツと出て画面を汚す。
デジタルならどう写るだろう?
国立新美術館814-33
脇道を抜け、青山公園から見た、国立新美術館の姿です。

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  1. 2016/01/28(木) 10:23:57|
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