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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

早稲田 穴八幡

諏訪神社から、道なりに歩き、学習院女子大を横に見ながら坂を下りていくと、早稲田通りにぶつかる。
交差点ある穴八幡、たいそうな賑わいであった。
参道を登っていくと両側には屋台の店が軒を連ねていた。
穴八幡812-13
「決定的瞬間」を撮ることが写真の重要な要素と考える人なら、まず、歩いて完璧な構図を探す。
ベストなフレーミングが決まったら、予定する位置に「もの/こと」が収まる瞬間まで待ち、その瞬間を逃さずシャッターを切る。
最初から効果を期待し、意図して作った写真ともいえる。
しかし、自分のイメージする構図になるまで辛抱強気待ち続ける忍耐強さ、作品作りへの情熱がないとできない。
古典的な撮影法。
いま、スナップ写真で、そんな撮影スタイルをする人は稀だろう。
構図が決まったら、同じ位置でずっと待ち続ける・・・怪しい人物と不審がられるだけである。
この写真、穴八幡の文字を入れようと、記録用に撮影したまでです。
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いまは、作る写真が多いような気がする。意図した写真。
こう撮ったらキャッチーだろうという魂胆はありあり。
想定した枠組みを決めたら、友達/モデルに頼んで決定的瞬間を演出し、撮影する。
特に、プロの卵、プロを目指す写大生の作品に多い。
(勿論、それに異を唱え、何を狙うかを否定した写真を撮る若いプロの卵もいる・・・コンポラ写真とどう違うのか?小生にはよくわからない。)
妙齢の可愛い女性が、歩道に座り、アンニュイな表情で撮影されていたら、確かにキャッチー。
若い女性が、舗道に座り、物思いにふける・・・などという光景、めったに見るものではない。
小生、この9年 街を散歩しているが、いままで その経験は一度もない。
欄干を抱きしめて、こちらに意味ありげな視線を送って貰った経験もない。
意外感の演出を施せば、写真になると・・・安易だなぁと思ってしまう。
しかし、技法的には古い。スタイケンの時代から続く広告写真と技法は重なる。
あったらいいなぁと思うが、実際にはなかなか遭遇できない「もの/こと」を写せたら、すごいと誰もが思う。キャッチーだ。
その意外感の演出を施すのは広告写真の常道である。
将来は、広告写真を撮ることになるのだから、その(演出)練習なのかも。
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友達同士なら、わいわい騒ぎながら、互いのスマホで撮り合う。
新時代には、新時代の表現法があるべき。
そんな 写真のなかに 小生の知りえなかった 自然な、演出でない、いい写真があるのだろうと想像している。
残念ながら 小生、スマホを持っていないし、わいわい騒げる友達もいない。
穴八幡812-11 Ⅲ
トリミングなしを基本にしているが、フィルム一本撮ると一カットくらいは、トリミングせざるをえない写真が出てくる。
この写真も少しトリミングしています。それに、ネガからPCに画像を取り込むとき、スキャナーの取り込みパラメーターを変え、3回ほど違う条件で取り込みしてベストを選びました。
デジタル・カメラなら、RAW現像してJPGファイルを作るようなものでしょう。
遠くのビルは、早稲田大学文学部、右下隅に子供を抱いた男性。
中景の 3人の人影に意外感を感じ、対角線上に並べフレーミング。
ほんの十数秒のことでしたが・・・それでシャッターを切る。
空を考えると一絞りオーバー、暗部を潰さないようにするなら一絞りアンダーの露光です。
光の強弱からすれば、あまり狙わない方向です。
昔だった何枚の印画紙を無駄にして焼き付けていたでしょう。
これなら紙へのプリントは一回で済みます。
穴八幡812-16
幹の材質感を出したくて撮影しただけです。
穴八幡812-12a
穴八幡で撮影した一番「尖った写真」・・・でも、まだ満足できず。
もう一度スキャナーで取り込み直そうか?とも思っています。
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  1. 2016/01/17(日) 13:25:31|
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Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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