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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

西大井 新幹線ガード下

「対象物が美しいから、写真が美しいわけではない。
対象物が力強いから、写真が力強いのではない。」
そんな警句を、土門拳は発している。
同感するが、さりとて、美しい花を見れば撮りたくなる。
異様なもの/珍しいもの(対象が力強いもの)が あればシャッターを切ってしまう。

綺麗なものを綺麗に撮る。
花の接写など、プロか、腕に覚えのあるアマチュアカメラマンしか撮れなかったが・・・
今のデジカメを使えば、それをいとも簡単に撮影することだってできる。
スマホで撮影している人もいた。
似たような美しい写真の再生産で、自己満足しているなら、別の話だが、
確かに、そこに安住していたら進歩はない。

嘗ての写真は破壊的だった。
写真は現実のコピーに過ぎないとはいえ、
常に、それまでの写真の通念を超え/破壊し、/乗り越え、
新しい視点を、写真に持ち込んできた。
こんな撮り方もできるのだ・・・・それが写真の歴史でもある。
1980年代まで・・・は。

この頃の写真、確かに技術の進歩は素晴らしい、
昔より綺麗な写真は多いが、ただそれだけ。
時代の記憶/審判に残る/耐える傑作は、あるだろうか?

散歩にカメラも10年目、少しは尖った写真を撮りたいものだと思う。
「対象物が美しいから、写真が美しいわけではない。」
その警句を、噛みしめている。
西大井ガード811-30
西大井を散歩し、新幹線のガード下をくぐる。下を湘南電車、新宿ラインの電車が通る。高架の上は新幹線が走る。
西大井ガード811-31
見慣れた光景。
でも、写真に撮ると、美しいわけでもないのに、心に引っかかるものが残る。
不気味さと力強さを感じてしまう、

日常の中に、見過ごされてきた対象を発見し、尖った写真を撮る。
それが、10年目の「お散歩カメラ」のテーマになるのだろう。


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  1. 2016/01/11(月) 11:03:17|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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