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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

西大井散歩 如来寺にて

昨日の写真は、戦前のF:2 ゾナー(沈胴)で 撮ったもの。
Contax-Sonnar.jpg
昨日の問題の答えは、「ネガの裏焼き」です。
11月半ばの光ですが、建物に当たっています。
この時期、Retro400S ISO:400の感度なら、f:11/500秒 或はf:8/500秒が適正露光になるはず。
それを、f:8/100秒で撮影しています。
2絞り以上 露光を掛けている計算。
NDフィルターを付けていないので、すぐに水面の映り込みを撮影したと気づくでしょう。
水面の反射なら、文字は裏文字になるはず。それが、読めるのは・・・・ネガを裏焼きした。 
それが正解です。
水面の映り込み、明暗差が目立たないので地味、見過ごされがちです。
「これ、写真に撮ったら・・・どう写るのだろう。」それが知りたくて撮っています。
綺麗な風景なら、だれでも見逃さず、映り込みの写真はとるでしょうけど。
こんな日常の散歩でも、撮影、楽しめます。(綺麗な風景写真を撮りに行く、金力と、体力が、ないだけですが・・・)
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レンズは、戦前のf:2ゾナー。
同時代、ライカにはズマール(Summar)のレンズがあります。
ピントの合ったところでは、甲乙つけがたい。いいレンズです。
しかし、ズマールは、像の崩れが大きく、見かけ上の被写界深度はゾナーより浅い。
時々、二線ぼけがでるので、フレーミングに注意が必要。
ゾナーは 周辺に三角ぼけがでますが、周辺なので 目立たない。
どうも、小生オールド・ツアイスのレンズが好みのようです。
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西大井を散歩して撮影した写真。レンズはJupiter-12 35mm F:2.8です。
戦前設計され、販売された コンタックス用ビオゴン(Biogon)のクーロンレンズです。コピー品ではありません。
東ドイツ側にあった、イエナの工場を、ソ連邦のキエフに移築して作った工場で生産されています。だから、純正のクーロン、DNAはしっかり伝わっています。
戦前の設計ながら、良い広角レンズです。逆光ではゴーストが出やすいのは、致し方ありません。
如来寺805-19
西大井の如来寺で撮影した仁王像です。彫られてまだ、それほど年月は経っていないでしょう。しかしなかなかの威圧感。
広角レンズで近づいて撮影。時刻は3時を過ぎ、陽はだいぶ西に傾いていました。
逆光気味のフレーミング。
ゴーストが出ないよう注意して(一眼レフでないので確認はできませんが・・・)撮影。もう一絞り分、シャッター速度を落としたほうが、暗部のディテールがでて、いい写真になったかもしれません。
如来寺805-20
これは、順光で撮影。逆光に比べ2絞り分絞っています。
露光計のないカメラを使う。スリリングでいいものですよ。
よくても、悪くても、責任は、撮影者、悪い結果の時は黙って隠し、うまく撮れたら、妻に自慢して見せる。
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同じ仁王様でも、違う表情をしています。
仏像の撮影に 心血を傾ける写真家の気持ち、わかる気がします。
ポートレートを撮影する人の気持ちも、同じなのでしょうか?
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如来寺、正確には養玉院如来寺、天台宗のお寺です。
荏原七福神の一つだそうです。
調べると、荏原七福神は、全て品川区の域内にありました。
そのうち4つは、時々散歩で歩く道にあり、残りは、まだ訪れたことありません。
来年のお散歩カメラは、正月の荏原七福神詣でから、始めようかと思っています。

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  1. 2015/12/21(月) 14:48:37|
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Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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