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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

作品 #1  写真クラブ「彩游」 撮影会にて

写真クラブ「彩游」に参加していた。
ニコンカレッジで風景写真を習っていた人達が集まってできた写真クラブなので、
風景写真が中心になる。
足掛け4年ほど勉強させてもらったが、そろそろ卒業だろうと判断していた。
秋の撮影会を最後にしようと、密かに考えていた。

風景写真愛好家は、がっちりした三脚にカメラを固定して撮影するのが基本。
スナップ中心の小生は、会で主催する撮影会でも、もっぱら手持ち撮影を行っていた。
今回は、三脚を持参、大判のブローニーフィルムで風景写真に徹することにした。
丁寧にフレーミングし、露光を考え、撮影。
スナップ写真より 神経を使い、疲れる。
ブローニーフィルム2本、24カット撮影が限界だった。
35mmフィルムなら 2本、80カット。 デジタルカメラなら250カット撮ったかもしれない。

12月7日の定例会で、各自、3つの作品を出すことになっている。
この定例会出席が最後の活動になった。
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撮影に先駆けて、まずデジタルカメラでテスト撮影。光のまわりぐあい、構図、露光を決めた。
デジタルカメラは便利。撮ったらすぐ液晶画面でチェックできる。
作品-1 テスト撮影DSC05152
この樹はフォトジェニック。巨木である。
作品-1 テスト撮影DSC05140 Ⅱ
風景写真では、ひたすら美しい光景を撮ろうとする。あるいはドラマチックな光景を撮ろうとする
そのためには、それなりの費用をかけ、出向き、撮影のチャンスを狙うようになる。
金力と余裕がないとできない芸当。
美しい/ドラマチックな写真を、「どう すごいだろう」と自慢して見せることに 違和感をおぼえる。
写真を公に発表することに写真家クーデルカは羞恥心を感じたという・・・・・小生にも、まだ少し羞恥心が残っている。
だから、ささやかに、見慣れた光景の中で、見過ごされそうなものを切り出し/発見し、写真に記録することに、密かな楽しみを感じているのかもしれない。

小生の感覚は、趣味の王道・風景写真を愛する人から見たら異端だろう。
そんなことが、会に所属することに、違和感を覚えたのかもしれない。
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作品-1 テスト撮影DSC05146
近づいて、構図を探る。
作品-1 テスト撮影DSC05149
作品-1 テスト撮影DSC05144
カメラはMamiya-6、蛇腹のスプリングカメラ。60年くらい前のカメラだが、テッサータイプの75mmレンズがついて、解像度は高い。最短撮影は1m。35mm換算でほぼ標準の50mmレンズくらいの画角がある。
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風景写真、ピントは全てに合うよう絞はなるべ絞る。
液晶画面と眼前の老木を見比べながら、構図を決め、三脚をセットした。
作品 #1
作品-1 モノクロ795-21デジタル・カメラは ISO:400で f:4/60秒 -0.7EV(補正)で撮っている。(露光を決めたのはカメラ、補正は小生がしました。)
Mamiya-6では、ISO:100のT-MAX100フィルムを使用しているので、露光を合わせれば(計算すると)f:22で2秒の露光になる。
フィルムの場合相反則不軌があるので1秒以上の露光では、少し露光時間を増やす必要がある。
3秒くらいが適正となるが、岩に反射する空の照返しの光を出したかったので、敢えて露光を絞ってf:22で1秒の露光で撮影。
軟調な現像液を使用し、暗部を潰さないよう、普段より押して現像してみた。
ネガは若干薄いが、階調性は豊かになった。
ネガを フィルム・スキャナーでPCに取り込んだ。
約5000万画素のデジタル画像を得た。
A4の用紙にプリントしてみたが、もっと大きな画像にしたほうが 迫力がでるだろう。
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写真に 理屈なんて必要ない、いいと思ったら、直感で撮るべき・・・・ぐっとくる お言葉だが、
カメラは科学技術の結晶、直感で撮る・・・とはどういうことだろう?と考えてしまう。
今のデジカメ、シャッターボタンを押せば、露光、ピントの合った写真を 誰もが撮れるようになった。
あとは決定的な瞬間を捉えるだけ。
それが直感だよ。
しかし、プログラミングすれば、写真が撮れる時代。
ドローンにデジカメを付け、空に飛ばし撮影することも、電動の車いすに装着し、適当に撮影し、その中から画像を選び、作品だとする人も現れている。笑顔を感知してシャッターを押してくれるカメラもあるという・・・・
機関銃のように撮影し、その中からベストの一枚を選ぶ。
それも、直感なのだろうか?
写真が発明されてから、直感でシャッターを押した人どれだけいただろう?
やむに已まれず、この状況を記録しなければと、シャッターを押したカメラマンは多いけど・・・

フィルムの特性を考えたり、被写界深度をどうするか・・・いつも考えて撮影している。
フレーミング、ピントを合わせる場所、絞、シャッター速度など、自分の手で決めて撮影する。そこに直感はない。
だから、写真がうまくならないかもしれないが、それが、小生のスナップ写真。
来年は 街角スナップを主に 撮っていくつもり。
風景写真は、あまり撮らないと思う。


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  1. 2015/12/17(木) 18:51:01|
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Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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