先月の終わりごろから紅葉を撮ろうと、デジタルカメラを持って戸越公園へ通っていた。
最初は面白がっていたが、すぐに飽きてしまう。
デジタルカラー疲れ・・・なにか 面白くない。
生来モノトーン写真が好きなようだ。
10日以上、白黒フィルムから遠ざかっている。
母が使ったキャノネットのことを思い出し、久しぶりのフィルム撮影を行うことにした。
フィルムの長さは24コマ分切って入れたつもりだが、実際には28コマ撮れました。

大崎駅近く。
土手の薄に光が当たっていた。
思ったより薄の階調が出ていない。
S型ニコンの50mm F:2のレンズなら・・・・白とびせずディテールが出たのでは・・・と思ってしまう。

山の手通り、居木橋で撮影。
テストなので、あまり良い条件を選んでいない。
しかし、フレヤーも出ず、コントラストの高い描写力。
確かにいいレンズです。
暗い部分のディテールが出るか、チェックのためわざと前の植え込みを入れました。
これも合格。
フレーミング的には、入れない方がいいでしょう。植え込み前の舗道に立ち、撮影すべき構図です。

これは、1絞り 露光が足りていません。セレン露光計 どこの光を測定しているのか? それが分かれば、対処できるでしょう。(露光計にも癖があります)

カメラ内部で光が乱反射しているようです。
明るい空を入れると、長辺側に出てきます。
カメラ内にモルトンを貼る必要がありそう。
露光も2絞りくらいオーバーしています。
シャッターを押すとき、絞が固定できるまでゆっくりと押していくのが コツのようでした。(さもないと、露光はオーバー)

前の葉にピントを合わせています。
露光も適正。
こんな写真が撮れる・・・売れたわけです。

シャッター速度優先で自動露光してくれます。
露光計無しで撮影するには経験が必要(沢山失敗しないと・・・)。
その恐れがないので当時は革命的(革新的というべき)カメラでしょう。カメラ大衆化の先鞭を作ったカメラかもしれません。
1/125秒にして開放絞りで描写力をチェックすべきでした。
一段絞ったf:2.8で撮影していますが解像度の高い写真になっています。
確かにいいレンズです。

明暗差の大きなフレーミング。カメラは、明るいほうの光で露光していました。暗いところは潰れています。
暗いほうを選んで露光を決め、撮影したショットもありますが・・・明るいビルのディテールが失われ、あまり綺麗な写真にはなりませんでした。

建物には「高輪消防署」の看板がありましたが、今は警察署になっているのでしょうか?
空の部分に、光漏れの筋らしきものがついています。

これは露光不足でした。セレン露光計、どこの光を測定しているのか・・癖を掴めません。

12月14日(明日です。)は、赤穂浪士が、主君の仇、吉良を討ち取った日。
泉岳寺では赤穂義士祭が開催されます。その準備をしている様子です。
今 外は小雨が降っていますが、明日は曇り、義士行列のパレードも行われるでしょう。
明日は、品川プリンス・シネマへ、妻と映画を観る約束をしています。
終わるのは3時ごろ。10分も歩けば泉岳寺に着く。
パレードに間に合うだろうか?
映画を見終わったら、別れ、カメラを抱えて、行くかも・・・・

暗いのでどうかなと思ったが、調子を崩さず撮れていました。
紅葉を撮影したのですが、モノトーンではその美しさ、記録できません。
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長巻を切り、40枚~42枚取で フィルムをマガジンあるいはパトローネに詰めている。
近所の散歩なら3回でほぼ1本のフィルムを取りきる。1週間に6日散歩すれば、2本。
年間52週間とすれば、104本。 104×41コマ(ショット)=4264枚の写真を撮ることになるが、
実際は、それほど生真面目に規則的に撮っているわけでもない。
年間で3000コマ~3400コマ程度。(それでも、フィルムを使うアマチュアカメラマンとしては、多いと思うのですが・・・)
デジタルだと 一回の撮影で200回くらいシャッターを押してしまう。
もし、デジタルに専念したら、暇だし、写真撮るのが趣味なので、週に少なくとも500カット、年間なら2万~3万のデジタル写真を撮っているでしょう。
フィルムと違い、いくら撮ってもコストはかかりません。(懐に優しいなぁ~~)
つい、たくさん撮ってしまい、あとで似たような写真のなかからベスト・ショットを選ぼうとしてPCの前に釘付け、
それに疲れて/飽きてしまったのでしょう。
デジタルは、写真を「撮る」ことから、撮ったものから「選ぶ」写真に 重心を移したのかもしれません。
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- 2015/12/13(日) 12:54:41|
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