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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

モノトーン写真は キャッチーではないけど、

カラー写真は、高かった。
そこで、昔はスライドにした。今でいうポジ、当時は「スライド」とか「リバーサル」とよんだ。
白黒のモノトーンフィルムのほうが安いし、自家現像すればコストは下げられる。
そんな理由で、白黒フィルムを使ってきたが、それが習い性になり、カラー撮影に、心理的なバイアスがかかる。

デジタルカラーの即物性に 違和感を感じているのだろうと 思う。
樹DSC05480
撮りたい主題にピントを合わせ、主題が引き立つよう露光を選ぶ。それが基本。カラーの場合、適正な露光範囲が極めて狭い。
撮影指南書には、-0.3EVだ、+0.7EVしておいた方がいいなど、場合分けした記述が続く。ハイキーにする、ローキーにするという記述がそのあとに続く。
ローキーにするであれ、ハイキーにするであれ、その適正露光の幅は狭い。そうしないと、いい写真はできないという。
この写真の場合、2絞り分 シャッター速度を遅くしハイキーにするか、2絞り分 シャッター速度をあげて ローキーにしようとしても、いづれの場合も、嘘っぽい写真になるだろう。(こんなのじゃないと・・・感じてしまう。)
樹800-31
カラー写真は、即物的、別の解釈を拒むところがある。目の前で見たものは これだと 写されたものが主張する。
正確に写さざるをえないので・・・適正露光範囲は狭くなるのだと思う。

白黒フィルムだと、一絞りの差は、ほとんど作品に差を与えない。
モノトーンは、写した時点で、抽象的。抽象化されたものは、自由に解釈できる。露光不足でも、オーバーでも、一つの表現と抗弁できる。
樹800-32
2枚のモノトーン写真、2絞り分 露光を違えている。
勿論、普通のパンクロフィルムでは、こういう調子には撮影できません。
赤外線フィルムを使用し、R72フィルターをつけて撮影しています。
あなたなら、どちらに 軍配を上げますか?

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  1. 2015/12/05(土) 11:10:43|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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