週間天気予報を見たら、11月21日(昨日)にお天気マークがついていた。
それ以外の日は曇り。
絵画館前の銀杏並木の紅葉を撮るなら、この日しかないと、準備した。
期限切れが迫っている赤外線フィルム(Rollei赤外400S)を、マガジンに詰め、レンズには昔使った760nmカットのフィルターを付けた。40年ほど昔、コニカの赤外線フィルムを使ったが、そこでは調子よく使えていました。
最近は、イルフォルドのSFX-200やRollei赤外400Sに、720nmカットのフィルターを付けて使っていたが、今一完全な赤外線写真にならない不満があった。
昔使った760nmカットなら、可視光を完全にカットするだろうと思い、使うことにした。
フィルムの分光感度グラフからR72(720nmカット)に比べ1~2絞りほど露光を増やせばいいだろうと予想していた。
それが間違え、1本半撮影し、撮影が完了したフィルムを現像したところ、ほとんど失敗。Clearと言えるネガは、ほんの6コマだけ。
赤外線 目に見えないだけ、経験を積まないと 駄目ですね。(赤外線写真には、やはり 三脚は必要不可欠です。)
露光不足のコマに それでも 面白い写りがある。
フィルター無しなら 露光はf:8/500秒、空を少し落としたかったら、f:11/500秒を選ぶでしょう。
R72(720nmカット)フィルターなら、4絞り分あけてf:5.6/60秒だろうというのが、その時の読み。
R76なので6絞り分開けて f:4/30秒に設定し撮影、現像結果は、2絞り分ほど、不足していました。(手持ち撮影では1/30秒がほぼ限界、それ以下だと手振れ写真が多くなる。)
ネガの銀塩の濃度レンジは[31-93]、これでは階調豊かな写真にはなりません。
しかし、普段見慣れた光景が、別次元の風景のようになっています。
三脚を使用し、あと2絞りほど露光を増やせば・・・面白い写真を撮ることができそう。f:4でもピントは決まっています。
三脚に固定し、f:8、1/2秒の露光で、バックの空の雲まで詳細に描けたかも。
空を基準に露光を決めたが、明らかに間違え、むしろ銀杏の樹を基準にすべきでした。
空を基準で2絞り不足、樹を基準で更に2絞り不足。
合計で4絞り不足しているでしょう。
絵画館前の銀杏、ようやく紅葉が始まったところ、今週の後半、見事な銀杏並木になるでしょう。
赤外線フィルムを使った紅葉の風景では、三脚は必須のアイテム、絵画館前の銀杏並木の撮影では、使用できないでしょう。
どこか、人の少ない場所の銀杏を探し、再度挑戦してみようかと思っています。
お日様マークのついた日が撮影日でしょう。
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- 2015/11/22(日) 15:33:06|
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