散歩にカメラを持ち出して9年経つ。
ファインダーを覗き、シャッターを切りながら・・・時として惑うことがある。
どんな写真が撮りたいの?と自問する。
こんな写真・・・と言いながら、そのイメージは希薄。
美しい風景写真ではないことは確か、花の接写は飽きた。
花鳥風月を撮って喜ぶこともない。
どんな写真だろう?

こんなテーストの写真は、好みだ。
切り貼りや合成写真は、なんとなく嘘をついているようで、性分に合わない。
「芸術写真」という高尚な言葉を隠れ蓑にして、画像を加工し、キャッチーな写真を作るのに後ろめたさを感じる。
絶対非演出の写真が好み。
それでも、光線を読み、フレーミング、ネガの特性、現像液の特性を利用すれば、現実に見る光景より、随分テーストの異なる写真を撮ることもできるだろう。

やはり、スナップ写真が好きなのだろう。

このブログを始めたとき最初に載せた写真。
ノルウェーのベルゲンで撮影した、中年カップルを捉えたスナップショット・・・あれが小生の写真の原点だろう。
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来年で、「お散歩カメラ」も10年目を迎える。
写真クラブを今年で卒業(退学)するつもり。
写真展に参加しても・・・良かったとも、悪かったとも感じない。
写真はあくまでも個人で行う趣味。徒党を組まなくてもOK。充分遊べる。
会を離れ、来年一年は、東京のそこここの街を徘徊し、スナップ写真を撮りまくろうと思っている。
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- 2015/11/13(金) 15:48:19|
- 読み解く写真、心に残る写真を・・・
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