大崎駅に降り立った時は、陽が暮れていた。
西の空には、明るさが残っていた。美しい!
首にはKievⅡのカメラがぶら下がっている。レンズは、Sonnar T 50mm F:1.5、フィルムはTri-X.がはいっている。

通路の端に寄り1枚撮影した。 ボケ防止に 露出計は使いません。記憶を呼び起こし、光の状態を読み、露光を設定しています。
しかし、記憶力は低下、撮影データ 打ち込みミスしました。
ブログにあげて・・・こんなに光入れたか?おかしいと気づき、ネガカバーを調べると、マジックで、f:2.8/125秒と書かれていました。訂正します。

カメラのKievⅡは 1951年製。戦前のコンタックスⅡのクーロンです。コピーではありません。
老体でガタが来ていますが、何回か緊急入院し命を長らえています。使うとなると、老体特有の癖があり、そっと使えば、今でもちゃんと機能します。
レンズは1939年製、これはツアイスの誇る純正50mm 1.5ゾナーです。
コーテングが始まったのは1936年からなので、極めて初期のT-コートレンズでしょう。
絞り開放でもフレアーは出ません。鮮明です。
御年76歳、小生より年寄りです。若造が先輩を使っているというところでしょう。
すでに80年近く前に 現代の使用に耐える F:1.5という明るい50mmレンズができていた。
レンズの進歩とは・・なんだろう、と考えてしまう。
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- 2015/09/18(金) 12:15:19|
- Night walk in Tokyo
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