寧夏回教自治区の観光スポット 沙湖で撮影した写真。
昼過ぎの2時から4時ころまでの2時間、沙湖で遊んだ。
太陽の近くは厚い雲に覆われ、時折割れ目から弱い光が漏れてくる。地平線付近はボーと霞んでいた。
デジタルカメラで撮ってみる。直ちに液晶画面で確認。
思わしくない。液晶画面には、平凡な光景が広がっていた。

表情がない。

デジタルカラーで撮影するなら、太陽がまぶしいほうがいいだろう。「青い空に白い雲」と「明るく照らし出された砂丘」の対比。アンジュレーション、波紋/風紋がしっかりと出ていたら最高だろう。
これでは、まるで、淡い水彩画の世界。
小生に、淡い水彩画の世界をデジタルカメラで写す技量はない。 早々に デジタルカメラをバックに戻し、白黒フィルムのカメラを取り出す。
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フィルムになにを選ぶか、露光の加減はどうするか、現像液に何を選ぶか、現像を押すか、かっさりとするか・・・すべては一発の真剣勝負でネガを作るが、デジタル写真より 表現の幅は広いように思える。 それに 近年はデジタル技術の進歩で、ネガをスキャナーで取り込めば、フォトショップで画像の調子を整えることができる。1~5号の印画紙を揃える必要もない。印画紙に残ったネガの埃のスポッティングに苦労したが、今は、フォトショップで簡単に埋めることができる。

マミヤ-6を三脚に乗せ、絞を最少にして、T-MAX100のフィルムで 撮影したら、マイケル・ケンナ風の写真に仕上がったと思う。

飛行機の飛ぶ姿、デジタルカラーで撮ったら、つまらないものになっていたと思う。色彩は乏しかった。

観光用のラクダの群れ。面白いので、何カットか撮っている。


10月30日から一週間、参加している写真クラブ「彩游」の写真展が行われる。
ラクダの写真から1枚 選ぼうか?と思っている。ブログに載せたラクダの写真は その候補から外れたもの、あしからず。
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- 2015/07/26(日) 10:20:21|
- 遥かなる寧夏
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