花の撮影はあまりしない。
しかし、デジカメになり、気軽に撮れる(コストがかからない)ようになると、花にレンズを向けるようになった。
それでも、あまり、花の撮影は好きではない。
花を大きくクローズアップして撮影すると、どこで撮った花かわからなくなる。
デジタルカメラの発展で、花の撮影は簡単になった。指南書も出版されている。
・・・うまいなぁ、上手に撮れているとは思うが、手慣れた写真、続けて見せられると、厭きてきて、もういいという気になる。
寧夏では 膨大な量のデジタル写真を撮っている。
その中から、花の写真を探したが、ごく僅かだった。

寧夏回教自治区、気候がいいのは5月~8月だろう。8月の終わりごろから天候は崩れ、曇りがちになる。10月になると天気は回復し、美しい秋を迎える。鉢植えの花が 店頭に並ぶ。 寧夏の人は その鉢を買い求める。
清々しい秋の期間は短く、すぐに冬となる。

花の鉢の撮影後3日経つと、外の樹には霜が降り、白い花を咲かせていた。
寧夏の人間は、窓辺に置いた鉢の花に水をやり、次々に咲く赤い花をみて、
春節までの長い冬を過ごしていく。

春節の少し前が、一番寒さが厳しい。
-20℃にも下がる。
春節を過ぎると、寒さは緩み、徐々に暖かくなっていくが、早春と感じるのは4月になってから。

石嘴山市の大武口地区の砂漠で見つけた野アザミ、6月になれば花を咲かせるでしょう。

気温は下がり始めている。花の群生を発見したとき、なんであるかわからなかった。

近づいて、はじめて朝顔だと気づく。 朝顔は中国南部 ヒマラヤ ネパールが原産という。ネパールから青海を経て寧夏に伝わった原種かもしれない。日本の朝顔と花弁の形が異なる。
昔読んだ岡倉天心の茶の本では、朝顔にまつわる利休と太閤秀吉とのエピソードが記されていたが・・・利休の時代は原種に近いはず、垣根に植えたというがこんな感じだったかも。 江戸時代になって、朝顔の品種改良が盛んに行われたという。 紐を伝わり上に延びていったというイメージが揺らいでいる。
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今年7月に撮影した 寧夏の花。

日本でも見ると思うが、「花」に疎い小生、名前は知りません。

平羅から自動車で30分もすると沙湖に着く。昼食に町に出た後、寄ってみた。蓮の花が咲いていた。

蓮の花は 早朝撮るもの・・・・それが常識らしい。
うまい「蓮の花」を 撮りたいと希求しているわけでないので・・・これでいいだろう。
クローズアップで撮ると、どこで撮影した蓮の花か、わからない。
いい「蓮の花」の写真、小生には撮れるはずもないと、あきらめている。
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- 2015/07/24(金) 11:29:45|
- 遥かなる寧夏
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