夕方の散歩。
林試の森を抜け、目黒不動まで足を延ばした。
境内に入ると、人だかりがあり いつになく騒がしい。縁日のようだ。

左の灯籠の上に鳩が二羽います。
本堂へ上る石段の手すりの輝きが、目につく。

灯籠の両脇には 夜店が並んでいる。行き交う人の目線は、屋台のジャンクフードに注がれている。
二羽の鳩は、その人だかりを 見つめていた。
夕暮れの空が美しい。
中間の光の部分が少なく、明るいところと暗いところが目立つ。
「面白い」と撮ろうとするのは、カメラ初心者。
しかし、何を撮ったのか分からない、つまらない写真ができてくる。そして、次第にカメラを向けなくなる。
この場合、空に露出を合わせ、鳩はシルエットで抜きなさい、あるいは、内蔵のフラッシュ(ストロボ)を焚いて、光の強度を合わせなさい、といわれるだろう。
それが分かれば、写真の腕もかなり上がっている・・・というより場数を踏んでいる。
しかし、シルエットで抜くのも飽きた。KievⅡにはシンクロ接点もない。
撮れないわけでもないだろう・・・・とカメラを向ける。
駄目といわれると、わざとやってみたくなる。嫌な性格だなぁと思えど・・・止められない。

本殿へ上る石段。 構図としては、真ん中からやや上まで石段を登り、額縁のようにフレーミングし、露光を外の明るいところに合わせ、人物をシルエットで抜くのが、いいのだろう。
しかしそれができない。すでに そのような構図で撮影したことがある。
今回は、空に対して2絞りオーバー、階段の暗がりに対しては、おそらく3絞アンダーで撮影した。(あくまでも勘です、露光計は持っていきません。)
フィルムが優秀になったので、どうにか暗いところまで光が届きました。
ただし、「いい写真?できた」と聞かれたら・・・「どうでもいい写真、フィルムの特性をテストしています。」と答えておこう。
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- 2015/06/12(金) 10:27:23|
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