Kentmere400フィルムを購入しようとすると、値上がりしていた。
ネットで調べると、ISO:400のフィルムにRollei Retro400Sがあった。
これなら、値上がり前のKentmere400とそう変わらない。
Rollei のフィルムは 80Sと赤外400Sは使っている。優秀なフィルムだと思う。
早速 手に入れ使用した。

真昼間の新橋。
日の当たらないと所と、当たったところ、どちらを基準にするかで、露光は決まる。
「腹黒屋」の暗い看板に注目し、多めの露光した。
このビル全体・・・九州各地の飲食店で占められている? 確かにとんこつラーメンの店、新橋には多い。
軟調な現像液で現像した。
町を行くワイシャツの白、停車するトラック、銀塩はしっかり載っていたが、過剰にはなっていない。

白黒フィルムは、光の階調性を重視、色彩をイメージして 撮ることはない。
昼間のトップの光線より、朝方、夕方の斜光がいい。また、順光より逆光を狙って撮ることが多い。
光のラチチュードの広いフィルムだと思う。 おそらく一絞り多めの露光をしている。黒い汽車のディテールは出ている。
日陰になった煉瓦壁、女性の顔も、黒く潰れていない。Kentmere400、TRI-Xでは こうは出なかっただろう。

しかし、日陰を主体に撮影すると、ラチチュードの広さが却って 逆効果、眠い写真になる。
こういう撮影では、軟調現像液でなく、D76現像液を使うべきなのだろう。
トーンカーブを調整し、階調性を整理(少なくする)してみた。

このほうがなじみやすいか?
少々デジタル風なテーストになる。
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今回つかったレンズは 古いライカのエルマー50mm F:3.5、コーテングのない戦前のレンズです。
沈胴(Crushable)なので、携帯に便利。Bessr R に付けて使うことが多い。
Rollei Retro400S 瞬く間に一缶(100フィート)使い切ってしまった。
ネットで注文しようとしたら、在庫が切れていた。
今度、店の棚に並ぶ頃には、このフィルムもKentmere400くらいの値がついているのだろうか?
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写真はとっています。
4月後半から、阿波踊りの練習が始まり、毎週のように「踊りの練習」を撮影しています。
ブログに出すには許可をとらないと、駄目だと心得ています。
また、零式カメラⅡの改造、サモカ35とも戯れ、遊ぶことに夢中。
ブログの更新、少しペースが落ちるでしょう。
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- 2015/06/05(金) 14:16:53|
- 都会の景観 Tokyo
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