前面のシャッターブロックを外し、修理の真似事。 修理とはおこがましいか。
構造は簡単だが、動作は微妙なバランスでできている。
どうして1/25秒はひっからず、1/50秒 1/100秒が 引っかかって止まってしまうのか??
何度もシャッターをきり、注意深く観察する。
アームのごくわずかな曲がりが、ひっかかりの原因のようだ。
止まるか、うまく動作するか、少しずつアームを曲げ(ごくわずかです)、シャッターを調整・・・1/100秒が切れるようになる、1/50秒もOK。
ところが・・・1/25秒が 今度は閉じなくなる。 今度は逆に少しずつ・・・・
1時間後、どうにか動作するようになった。
シャッターブロックを本体に付ける。ネジを締め本体にぴったりとつけると、本体にアームが接触するのか、1/25秒が動作不良。少しネジを緩めると、動作するようになった。微妙なネジ加減。
メカは簡潔にしてよく考えられているとは思うが・・・・職人芸に支えられたカメラです。
早速、テスト撮影。 長巻を切り 18枚分、パトローネに詰める。

50mmのレンズがついているので、カメラの厚みはあるが、横幅は小さい。スナップに向いたカメラでしょう。
順光で光が当たっていれば、それなりの写真が撮れます。
距離を目測で決め、セットする。新しい経験です、楽しみましょう。

シャッター切る前、予め、絞、シャッター速度、距離をセットしておくので、ファインダーを覗きフレーミングしたら、そこでシャッターを切ることができます。
距離はわんちゃんに合わせたつもり、秒撮です。 最新のデジカメ並みの瞬間撮影ができます。

今日(5月24日) ここでイベントが行われるようです。その準備をしていました。
意外としっかりした写りをしています。

歩道橋の上にコーヒー缶が放置されていました。
距離は1.2mくらいか?距離を4フィートに合わせて撮影。
左上の人物の頭の上までファインダーには入っていたのですが、パララックスがあるのか切れてしまいました。
焦点深度が意外と浅いレンズのようです。古い3枚レンズ(トリオーター)です、これが限界でしょう。

逆光気味の光には弱い。

古戸越橋。
昭和初期に作られた橋のようです。戸越公園の池の水が、小川となって、ここを流れていたのでしょう。現在は暗渠になっています。
f:6.3まで絞っているのに、くっきりと写っている範囲が狭い。
どうにか「古戸越橋」の文字は読み取れます。 このボーと滲んだようなレンズの味、今のレンズでは出せない味わいがある、とポジティブに考えるべきでしょうか?
-----------------------------------
サモカ35については ネットに 詳しい説明がありました。「サモカ35」で検索すれば、わかると思います。
昭和27年発売、すぐに改良タイプが出てくるので、このSAMOCA35 生産台数は少なく、意外と珍しいものかも。
ネット・オークションで1000円から8000円の値がついていますが、動作するカメラは稀で、ジャンク品が多いようです。
落札し、修理して、使う人 いるだろうか?
いるとしたら、かなり変人ですね。(ということはSAMOCA35で撮影した小生・・・物好き、酔狂の徒かなぁ?)
-------------------------------------
下神明は 東急大井町線で、大井町の次の駅。ホームは、高架橋の上にあり、地上の改札口は薄暗く、薄気味悪い・・・・
駅の改札口を離れれば、薄気味悪いこと有りませんが、娘と息子は、小さいころからこの駅が嫌で、今も大井町線を利用するときは、戸越公園駅を使っています。小生は、小さいころから利用しているので・・・気にしていませんが。
確かに 大井町線で一番寂しい駅かも・・・・。
スポンサーサイト
- 2015/05/24(日) 12:44:55|
- オールドレンズの密かな楽しみ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0