去年 秋の撮影会用に 赤外線フィルム 100フィート缶 一缶を購入し、2本分ほど使用した所で、使い残したフィルムを缶ごと冷蔵庫のなかに入れ保管していた。使用期限は2016年3月、部屋の中だと、おそらく今年の夏は越せないだろう。フィルムが劣化し大きな斑点がでて使えなくなる。これは、赤外線フィルムの宿命だろう。

心配になり、取り出し、マガジンに詰め、使ってみた。
Rollei赤外400Sフィルムはカタログによれば810nmまで感度を持つ。一方Rollei Retro80Sは、赤外部775nmまで感光する。たった35nmの違いだが赤外線効果は、確かに違うようだ。しかも、普通のパンクロフィルムとして使えるので気に入っている。しかし、現像が、少々厄介なこと、フィルムの保管に気を使うのが欠点だ。

粒状性は細かく、ISO=400で使用でき、TRI-Xよりずっと高精細なネガを得る。パンクロフィルムとしても優秀。

夕方、西の空をバックにR72フィルターをつけ、赤外線フィルムとして使用した。空は暗く落ちなかったが、樹の葉は白く浮き出た。

順光、晴天の条件なら立派な赤外線写真となる。
幸いなことに品質は劣化していない。
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- 2015/02/08(日) 17:05:51|
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