12月8日(月) 参加している写真サークルの定例講評会が午後新橋で催される。
今回は、秋の撮影会で写した作品を持ち寄るいことになっている。
東京にも紅葉の季節がめぐってきた。
このチャンスを逃す手はないと、有志が集まり、午前中の2時間ほど浜離宮で撮影を楽しんだ。
幸い、天気には恵まれた。
愛用するソニーのデジカメNEX-3とバカチョンカメラ、Minolta Hi-Matic F にFormapan400のフィルムを詰め、2台を使い撮影を楽しんだ。

Sony NEX-3には純正E16mm F:2.8のレンズを付け、撮影しています。フルサイズ換算で24mm、小生にとっては超広角レンズ。もう少し紅葉が赤く出るといいのですが・・・・変に色をいじくりたくないので、これが限界。

同じ場所で比較に白黒のフィルムで撮影してみる。
バカチョン・カメラと蔑まれるが意外によく撮れる。レンズは38mm、広角レンズです。使いやすい画角で違和感を感じない。軽いのがいい。お散歩カメラとしては最適と、この頃はMinolta Hi-Matic F を手にすることが多くなりました。
露光はカメラにお任せ、絞とシャッター速度がわからないのが難点。しかし、露光は適正だと思う。
結果は、カラーに軍配。モノトーン(白黒)は、たとえ上手に撮れてもキャッチーではありません。(白黒のトーンの美しさは、印画紙に焼き付けるか、プリントしてみないと、味わえないでしょう。)

紅葉を白黒(モノトーン)で撮るのは難しい。地味なモノトーンでは色の美しさは表現できません。見栄えしません。

落ちた葉を主役にしてフレーミング、紅葉の美しさに眼がいかないよう工夫する。これが限界でしょう。

カラーは美しい所へ行き、天候に恵まれれば、いいなぁと思う心地よい写真を撮ることはできる。それを同じ構図でモノトーン・フィルムで撮ると、平凡で地味で、誰にも見向きされないような写真となる。
空の部分をトリミング、パノラマ風にカットしました。そうしないと、映り込みのビルのスカイラインに目がいかなくなるから。

モノトーンで撮影するとは、対象をよく見、観察し、写したい主題を意識してから、フレーミングして撮影しないと駄目なのではないか?と考えるようになった。ズームレンズはほとんど使わない。カメラに付けたレンズの画角を考え、対象を見ながら、最良の撮影ポイントを歩いて探す。撮影ポイントに入る前に、絞、シャッターをセット(決め)、立ったらフレーミングし、シャッターを切る。(デジタルカラーでも当てはまると思うが・・・簡単に綺麗に写るので・・・意識化するのは難しいのかも・・・連射で撮影し、後で選べば・・・ということになるのでしょう。)
優れた直感を持ち合わせてないので、小生の写真は、Try&Error。
また、写真を見るときも、「いいものは、文句なくいい。直感で分からねば」と言われても困ってしまう。検証できない直感を信じるべき??エビデンスのない言説は確信そのもの・・・・「確信は嘘より危険な真理の敵」 思い込みほど危険な考えはありません。
いいなと思った写真に出会ったら、隅々までよく見、観察し、どのような技法で撮影したか、どのような視点で撮影したのか、知ろうとします。写した人間の姿がはっきりとイメージできるまで。そして、この100年にわたる写真史のなかで、どのポジションにある写真か・・・思いを巡らす。
単にこの写真いいな、と思うより、そのほうが何倍もその写真を楽しめます。(味わえます)
写真って 面白いものです、知れば知るほど。
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- 2014/12/13(土) 23:08:29|
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