本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

ふと撮った1枚の写真から記憶の鍵が・・・

カメラに2枚ほどフィルム残数があった。外は雨。ふと見ると、猫の額の我が家の庭に 雨に濡れた羊歯。水滴の様子が面白く、どのように取れるだろうとシャッターを切っていた。
529 羊歯 f4-3
現像があがり、プリントし 眺めていると、ふと 蓼科高原の唐松林の羊歯の原を思い出していた。こんなじゃなかったなぁ。カメラに凝っていた一時期 羊歯を撮影したのを思い出していた。
あれは傑作だったと、古いスライドを調べてみたが、どこにもない。出てくるのは、蓼科高原の花のスライドだけ。
当時 どんな思いで写真を撮っていたのだろう?
写真には 美しいもの、面白いものを 撮って見せたいという伝達の側面と、起きたことを残しておきたいという側面もある。アマチュアの日曜写真では、結婚式、子供の誕生、入学・・・など個人的な記録の意味合が大きい。あの時はこうだったと、アルバムを見せられると、「いいですね、良く取れてますね」とはいえても、積極的に自分から他人のアルバムをみたいとは思わない。
羊歯の写真 どんな気持ちで撮ったのか? 感動したという気持ちが、時とともに頭の中で整理され、美しい羊歯の原を思い、逆光に光った羊歯の葉脈のイメージとして定着。探したスライドのなかに、その写真があったのかも・・・これは記録だったのだろうか?
唐松林の下草の羊歯が林一面に群生。木漏れ陽に羊歯の葉は緑に輝いていた。唐松の林を、涼しい高原の風が吹き抜けていく。
今年、もう一度 あの蓼科の高原に行ってみたいと思っていた。
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  1. 2013/05/24(金) 09:50:48|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
散歩にカメラの生活もついに12年目に突入。10年も続ければ、何かを掴めると思ったが、デジタルカメラの渦に弾き飛ばされ、未だ写真の眼を掴めないでいる。
絶滅危惧種のフィルムカメラでは、無理なのかなぁと嘆息。
冷蔵庫に100フィート長巻フィルム4缶、保存してあるので、
あと一年は撮り続けられます。それからどうするか考えることにしました。

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