TRI-Xのフィルムが大幅に値上がりしたので、安いフィルムを探していた。
ようやく Formapan400の長巻100フィート缶を手に入れた。東欧、チェコ製のフィルムのようだ。
どんな写り方をするのか、テスト撮影をしている。
結果は、昔使ったNeopanSSSに似た写りではないかと思っている。
もっとも、ネオパン・スリーエスのフィルム、それほど使ったことはない。TRI-Xを使ったら、もう、Neopan-SS,-SSSには手が伸びなくなっていた。
まあ、しょうがない。フィルムの選択肢は限られてきた、その時のため、今からどんなフィルムでも使えるようにしておこう。
追い詰められたものの、最後の(悪)あがきです。
この街灯、以前から奇妙な姿に注目していました。視点を少しずらすと、また奇妙な構図が浮かんでくる。
思わず数枚撮影していた。縦位置はインパクトなし。まとまりすぎていては、強さがでない。

「対象の強さ/美しさが、写真の強さ/美しさになると勘違いするな」 対象の美しさ/力強さにおんぶに抱っこの写真など、恥ずかしい写真だ・・・・そのように土門拳の言葉を解釈してい(曲解している?)ます。
対象をよく見ろ、その本質を捉えろ、それがわかれば、それを表現するため最良の努力をせよ。撮った作品、気に入らなかったら、気に入るまで取り直せ。土門拳の作品を見ると、そんなつぶやきが聞こえてきそう。
う~~んどうするか?幹にピントを合わせ、f:11/125秒で撮影すべきだったかも・・・・バックはもう少しぼかしたほうがいいだろう・・・いや、もっと広角レンズで全体を撮影したほうが、この異様さを表現することになるのでは?
そんな堂々巡りの思いが交錯し、いつしかフィルムのテストのことなど、頭から消えていました。
フィルムの差異など本質的ではないのでしょう。まして、現在のレンズはどれも優秀、レンズの切れ、解像度云々などは、枝葉末節の薀蓄に過ぎないのかもしれません。
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- 2014/10/26(日) 11:39:30|
- ???
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