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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

キャッチーな写真を、と言うけれど・・・

ある写真誌を読んでいたら、「写真はキャッチー(Catchy)なところがないと」駄目だとのコメントがあった。確かにそうだとは思えども・・・
プロであれば、一目見てクライアントが納得するような、引き付ける何かを持った(キャッチーな)写真でないと、次の仕事はなくなる。また、アマが、コンクールへの応募するのであれば、たくさんの応募から選んでもらえるよう、一目で記憶に残るような(キャッチー)写真でないと、入選は難しいだろう。
どうも、小生には、そのような写真は撮れそうもない。真剣さが足りないのだろうか?
ただ、自分で面白いと思ったものにカメラが向き、撮っているだけ。
うまく撮れたと思い、家人にみせても反応は今一つ、むしろ月並み写真と(小生の)評価が低い写真を褒めてくれる。
暗喩398-9b
なんということない写真だが、小生は好きである。ある人は、この写真を見て、「なにこれ珍百景」に応募したらとコメントしてくれた。おそらく、半ば馬鹿にして、こんな写真でなく、綺麗な風景の写真でも撮ったらどうなの?と言いたかったのだろう。
確かに、この写真には「花」もない。キャッチーではないでしょう。
目黒七福神巡りをしているとき、ふと歩道を見ると描かれていた標識、この二人も七福神巡り?と思わずシャッターを切っていました。
現像があがり、プリントしてじっと見ていると、小生にはこんな声が聞こえてきた。
「手を離しては駄目よ。」
母親は、子が右の黒い道を進むことを知っている。ぎゅっと握り締めたその手は、道が離れるとともに、いつしか切れることを、母は覚悟している。前方に、象徴するかのように車の横切る姿がある。
だから、「手を離しては駄目」
1ヵ月後、同じ場所に立ったが、歩道は綺麗に舗装され、二人の姿は跡形なく失せていた。
残ったのは、この写真と小生の記憶。
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  1. 2013/05/18(土) 09:54:26|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
散歩にカメラの生活もついに12年目に突入。10年も続ければ、何かを掴めると思ったが、デジタルカメラの渦に弾き飛ばされ、未だ写真の眼を掴めないでいる。
絶滅危惧種のフィルムカメラでは、無理なのかなぁと嘆息。
冷蔵庫に100フィート長巻フィルム4缶、保存してあるので、
あと一年は撮り続けられます。それからどうするか考えることにしました。

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