昨日、ネットサーフィンしていたら、銀塩写真のグループ展が行われているのを知る。
「REGARD 2」というグループ。珍しく銀塩写真だという。デジタル全盛の時代、銀塩フィルムとは嬉しい。おそらく生粋の写真好き、かなりレベルの高い集団だろうと、期待は膨らむ。会場は目黒の大鳥神社のそば。
目黒不動は散歩コース、そこから山手通りにでれば、大鳥神社はすぐそこ、行ってみるか?
朝起きると、快晴、気温も高い。散歩にはうってつけ。
散歩には、フィルムのカメラを持っていくことが多いが・・・でもまさか、古いカメラを持っていくのも・・・問題だろう。質問したら身構えて、本音を聞けなくなるかも・・・ここは、つい最近デジカメをもった老人風でいこうと、軽いデジカメSony NEX-3をぶら下げ外に出た。

戸越の里、戸越銀座の通りです。
数軒の家が更地になり、間もなくビルの建設が始まる。またマンション(集合住宅でしょう)
秋の空は高い。すがすがしい一日になりそう。
しかし、銀塩フィルムに赤いフィルターをかけ、少し露光を切り詰めて撮影すると・・・・空は暗く落ち、不気味さを帯びた別世界が開く・・・(まさか)
戸越銀座の商店街、昔は小さな小川が流れ、北側の斜面を登ったところには、目黒不動への参拝道が通っていました。おそらく品川の宿から続いていたのでしょう。

坂を上り、狭い道を歩くと、やがて桐ケ谷の道に入ります。
桐ケ谷斎場から帰ってきた人だと思います。桐ケ谷斎場、関東大震災の後、遺体を荼毘にふすため作られたと聞きました。公営ではなく、民間の施設。著名な漢学者(簡野道明?)が設立にかかわったとか・・・確かめたわけではないので、与太話ですが。(今なら、簡単に調べられますね)

東急目黒線(昔は、目蒲線)の不動前駅です。プラットフォームの屋根を写しました。なぜ?
写真を撮ろうとする影の形が面白かったから。

桐ケ谷を過ぎ、目黒線の上を渡り、かむろ坂を超えると、目黒不動はもう少し。お寺さんが増えてきます。

このお寺さんは、近頃分譲マンション型のお墓で有名になったようです。
狭い境内に石仏がたくさんあり、見ていて面白い。この石仏?もなかなかフォトジェニックです。日本のものではなく、朝鮮のような気がします。

これなど、高麗?1000年くらい前のものでは??・・・・説明の掲示板など一切ありません。無学を棚に上げ勝手にそう思っています。

不動前商店街の鰻の「にしむら」 老舗でしょう。老妻の好みの店、時たま頼まれます。

目黒不動到着。ここから横道を行き山手通りに出る。するとすぐに大鳥神社へ。

太陽の位置が悪い、こんなアングルしか狙えませんでした。
角を曲がり、ほんの少し歩くと展示会の会場につく。ポスターがあったので、すぐにわかりました。

このビルの3階で行っていました。
レベルは、かなり高い。いい作品が並んでいます。会員は20名か?そのため2回に分けて展示したようです。
これなら最初の回もみたいと思いました。知るのが遅すぎた。
四の五で撮る人、8バイ10のフィルムで撮影する人、ブローニー(6.6)で撮影する人、35mmで撮る人、ピンホールカメラで撮る人・皆さん個性的、互いに違うテーマで撮影し、バラエティーが豊です。各人の撮影技術もたいしたもの。
こういうグループもあるのですね。
皆さん銀塩フィルムで撮影、印画紙に焼き付けているとのこと。
グループを主宰する森谷修氏は、静物の作品を2点を出品。鶏卵紙!!に焼き付けていました。
鶏卵紙を自分で作ったり、エイトバイテン、シノゴで撮影するのは、アマチュアだと思っていました。
プロの写真家が、そんなにコスト・パーフォーマンスの悪いことに手を出すとは・・・
シノゴなどの大きなフィルムは、広告主に頼まれないと、経費が掛かりすぎて、自分から使おうという気にならないのでは、せいぜいブローニーだろう・・・と勝手に思っていました。いや、参った。変な先入観はいけませんね。
もう一度、じっくり見てみようかという、気にさせてくれました。ただし、2日後の日曜に終了とか。
場所は、目黒、大鳥神社近く、谷本ビル3階 GALLERY COSMOSで行われています。
web:WWW.gallerycosmos.com
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- 2014/10/03(金) 23:50:19|
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