FC2ブログ

本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

 1967年の蓼科(その11)   蓼科の空と樹と

蓼科の空を思った。
火が降り注ぐような朝焼けの空を思い出す。澄んだ風の吹き抜ける青い空を思い浮かべる。夕日が沈むころの空も良かったなぁ・・・・・
白樺林も思い出していた。白樺林は密集していて、歩き回るのは困難だった。
あの白樺をどう撮ったら好いだろうか? 落葉松林に入り込み、歩き回る。下草の羊歯群生もいいなぁ~~どう撮ろう?
久しぶりに訪れる蓼科、昔の思いが交錯する。悪い記憶は薄れ良い記憶が残るようだ。
山裾の蓼科、夜になると意外と雨が多い。外に出て星を見ようとしても、雲に阻まれてしまう。雲がかかりやすい。茅野の町は晴れていても、登ると曇りあるいは雨となる。そんなとき、たまに快晴の時がある。月が新月ならば、夜空に天の川を見ることができる。満月なら、薄の高原を月明りで散策できる。いい思い出のみが記憶に残っていく。
今回は三泊したが、2日は夜、雨が降っていた。1日は昼間晴れていたが、夕刻より曇りとなる。
Old 蓼科の空と樹と 雲-13
蓼科山に入道雲がかかる。
105mmの望遠で、R60(600nmカット)のフィルターをつけて撮影していた。だいぶ気合が入っている。今ならどうする?おそらく露光を切り詰め気味に撮影し、誤魔化してしまうだろう。フィルターを持ち歩くのが面倒になっている。交換レンズも、持ち歩かない。
Old 蓼科の空と樹と  白樺-4a
これは、5月の連休、天狗岳に登ろうとしたとき撮影。風景写真は、微粒子フィルムで・・・どこかの写真雑誌の教えに従い、使用していたが、ASA50(ISO50)の低感度、撮影条件はかなり狭い。しばらく使ってみたものの・・・
35mmの広角レンズを使い、Y2フィルターを付けて撮影している。あのころ、撮影に対し、まじめでした。当時のカメラ雑誌、広角レンズで撮ったものが多かった。影響されています。
Old 蓼科の空と樹と 7 白樺林
映画の影響でしょうか白い樹の林を歩いたら、どんなに素敵だろう・・・好いイメージがありました。蓼科に行ったら白樺林を歩く・・・・そんな期待を込めていたのですが、これでは散策するの難しい、がっかりしたのを覚えています。
Old 蓼科の空と樹と  渋川温泉-6
藪漕ぎして斜面を登ったのか、高い位置から横谷渓谷の渋川温泉を撮影しています。山あいの秘湯という趣があります。後ろに伸びる道路は、辰野館から蓼科高原へ抜ける県道、まだ砂利道です。当時は落葉松も若く、視界を遮っていません。この光景、今はもう狙えないかもしれません。
Old 蓼科の空と樹と お化け柳-18
笹原の「お化け柳」 YGフィルターをつけて撮影。好い選択、気合が入っていました。
----------------------------------------------------
以下は、今年9月(2014年)撮影した、「蓼科の空と樹と」です。
蓼科の空と662-15
蓼科の空と662-10
蓼科の空と662-5
「お化け柳」と同じような構図(狙い)で撮っていますが、年をとり、狡猾になっています。21mmの超広角レンズと、赤外線フィルムを使いました。レンジファインダー用21mmレンズ、軽く小さい。これなら、携帯できます。
蓼科の空と樹と662-3
羊歯の葉get、超広角レンズでも、手前の羊歯にピントを合わせれば、落葉松林は、適度にボケます。
蓼科の空と樹と662-24
蓼科の空と樹と662-13
明るい林のイメージで、少しハイキーにしました。
蓼科の空と樹とDSC03235
明るい夏から、しかし、確実に秋は来ています。
蓼科の樹と661-43
蓼科の樹とDSC03322
同じ樹を、50mmと16mm(フルサイズ換算24mm)で撮影してみました。
どちらが好み?
モノトーン写真の範囲をカラーで撮影したら、面白いものにはならないでしょう。トリミングすればわかります。樹だけ撮ってどうするの?と言われてしまう。
カラーは即物的、説明的になりがちです。樹を説明するためには、広く範囲をとり、空間を感じさせる必要があります。(このような場所にある樹です・・・)
モノトーンは抽象化され、空間の深さは暗示的、伝えたい樹の幹を前面に出せる・・・・
カラーとモノトーンでは、狙い方/切り取り方は、違ってきますね。
蓼科の白樺660-1
落葉松林の白樺、モノトーンなら幹の材質感を狙ってアップの写真もOK。
蓼科の白樺DSC03202
カラーなら空に伸びる高さを強調し空間の深さをだす。少しハイキーに調子を整えました。
蓼科の白樺661-42
これは、カラーで撮影したほうが良かったか?
蓼科の白樺660-5
カラーだとありふれた、誰でも撮る写真になってしまうでしょう。
モノトーンは抽象的、ハイキーにして、白樺のイメージを強調してみました。(ずるいです)
スポンサーサイト



  1. 2014/09/23(火) 12:54:33|
  2. 思い出の写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<1967年の蓼科(その12) 蓼科の撮影、その落穂ひろいです。 | ホーム | 1967年の蓼科(その10)   辰野館とその周辺>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://alchemystsasaki.blog.fc2.com/tb.php/362-5e9db5d8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

読み解く写真、心に残る写真を・・・ (116)
思い出の写真 (25)
遥かなる寧夏 (35)
新幹線の見える街 品川 (6)
フィルムの眼 (80)
レンズの眼、カメラの眼 (31)
デジタルカメラは記録機器 (13)
映し出された世界 (28)
水辺の光景 (18)
勝島運河 (16)
写真の技法 (146)
旅行・観光 (7)
ある場所、ある瞬間 (93)
デジタルで遊ぶ (29)
Silent City (8)
??? (21)
Street Photograph (26)
都会の景観 Tokyo (195)
Night walk in Tokyo (33)
散歩 (234)
猫、犬、鳥 (9)
白木蓮 (18)
黒い花 怪しい花 (53)
樹、草、花  (63)
桜  (118)
ひまわり (38)
竹林 (11)
八つ手 (9)
百日紅(さるすべり) (29)
オールドレンズの密かな楽しみ (33)
人物 ポートレート 踊り (35)
Photo彩遊 (27)
品川宿 (9)
その他  (31)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR