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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

1967年の蓼科(その2)  御射鹿池

笹原部落(今は市なので、笹原地区?)から道は登りになり、くねくねと曲った道が続いた。
ターンする回数が少なくなった気がする。道路が整備されたのか・・・・思ったより早く御射鹿池に到着する。
御射鹿池a-2small
県道から、このようにフレーミングできる場所はなかった。植林された落葉松が成長し視界を塞いだか、あるいは、斜面を藪こぎして登り撮影ポイントを見つけたのか・・・若い時なので、そのぐらいのことはしただろう。
はるか眼下に笹原部落が見える。県道はまだ舗装されていない。砂利道をバスで登ってきた。
御射鹿池は、農業用水の溜池、堤防が直線になっている。できてまだ間がないのか、護岸は土塊、草もまばら、木も生えていなかった。
朝方は曇り、少しガスも出ていたが、午後になると天気は回復する。そのとき撮影した御射鹿池の遠望。バスが一台、池の端に停車、するとたくさんの人が降りてきて、散らばり、写真の撮影を始めていた。
御射鹿池DSC03187
噂には聞いていたが、有名な撮影スポットになっているらしい。
御射鹿池-7small
堤の端から撮影した御射鹿池の47年前の風景。水没した場所に白樺の若い木が生えていたが、すでに枯れていた。今回確認したが、跡形もなくなっていた。倒れ、池の底で朽ちてしまったのだろう。
中央付近に小さく建物が見える。御射鹿荘と名乗る売店があった。当時池のふちにキャンプ場があり、夏休み、地元の高校生がきてテント生活を楽しんでいた。ボートは売店が管理。売店の後ろの斜面には何軒かのバンガロウもあった。
売店はすでになく、バンガロウも深い木の陰に隠れわからなくなっている。ボートも消えていた。
友人等とボート遊びをし、売店でビールを飲み、そばを食べた記憶が残っている。
あれは一場の夢のようなものか??
御射鹿池DSC03042
高名な画家が御射鹿池で絵を描いたそうだ。それから有名になり、撮影のスポットになったという。この日は金曜の午前中、まだ人影はない。天気も曇りがち、カラーの発色は期待できない。
堤防の上に登ろうとしたが、無粋にも柵があり、禁止の立て看板がある。
とはいえ、写真を撮りたい人、若く機敏な人なら、堤の上へ入るのは簡単・・・・小生はあきらめましたが。
池の周りは管理されているのか、昔より綺麗になっている。キャンプ場のむき出しの地面は、落葉松の林になっていた。
形の良い白樺があった。記憶にない。おそらく植えられたものだろう。このように撮ってほしいという意図を感じた。
御射鹿池DSC03065
県道の際まで下がってフレーミング。
整備する人の意図に従って撮影しているようなもの。「さあ、ここが、撮影スポットです。」
御射鹿池DSC03036
疎水を下る。
堤の上は林になっていた。植林し10年も経ったらこうなるのだろう。あれから47年が経過している。驚くことでもないのだろう。
丸木橋があった。ここを渡り、堤を登れば、昔の撮影スポットにでる。渡るか? 丸木橋をじっと見つめる。真ん中の一本が少し朽ちている。ちょっと不安定、落ちたら嫌だとあきらめる。年は取りたくないものと自虐的な気分になる。
御射鹿池DSC03049 Trimming
デジカメのレンズはE16mmの広角レンズ1本。フルサイズ換算で24mm。純正の交換レンズは持っていない。マウントアダプターを介し古いレンズをつけて遊んでいる。その、アダプターも持ってこなかった。
トリミングして画像を整える。フルサイズ換算で60mmくらいの画角になる。
深い山奥の湖の雰囲気を出せるので、撮影スポットになっているのだろうが、やがて陳腐化し、忘れさられることにならないか?
土曜日曜になると観光バスが来て、賑わうという。ズームレンズなら、いろいろと切り取りようはあると思う。
撮った写真・・・・記憶に残るか否かは、その人の感性でしょう。

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  1. 2014/09/14(日) 08:28:01|
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Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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