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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

デジタルでモノトーン写真へ  練習(2)

撮影時、モノトーンを指定できるデジカメならそうすべきだろうが、多くはカラーで撮影、レタッチソフトで、白黒に変換している。
長年、白黒フィルムで撮影してきたので、どうしても眼は白黒の光線を追ってしまう。それをデジタルカラーで撮影し、白黒に変換して、白黒フィルムで撮影したようなテーストが出るのか、それとも、デジタルモノトーンと呼ぶべき新しい表現法になっていくのか・・・興味深い。デジタルがフィルム表現を含み、さらに違った領域をもカバーするのであれば、白黒フィルムを使う理由はなくなる。
DSC01428 Original
銀塩フィルムなら狙う光線。半逆光。たっぷり目に露光をかけて、暗部をつぶさないようにする。この光の状態ならフィルターの効果は薄いだろうが、場合によってはYあるいはYGフィルターを選択するかも。
それをデジタルカラーで狙ってみる。 
SonyNEX-3 モードは「おまかせオート」で撮影した。
そのまま 白黒に変換してみた。
DSC01428 Original BW
平凡な写真になる。不可とはいえないが・・・満足できる写りではない。
RWA現像するとき、D-レンジオプチマイザーで、暗いところを起こし、ハイライト部を抑えてみた。
DSC01428.jpg
ベンチに座る人達、後方の自動販売機の階調がおかしい。滑らかにつながっていない。
白黒に変換してみる。
DSC01428 BW
画像をRAW現像でいじると、階調性が失われる。中間の色がなくなり、櫛の歯のように飛んでしまうのだろう。
本来は異なっている灰色が、同じ灰色となって画面を覆う。
撮影したRWAデータを現像し、レタッチソフトに16ビットカラーとして画像を受けとる(TIFF)。
各色16ビット、正確に光の強度を記録しているなら、すごいと思う。
少々の画像処理でも階調性は滑らかにつながるだろう。
しかし実際は、各色12ビットで処理しRAWデーターとして保存している(と推定)と思う。
現像処理で、途中のトーンが櫛の歯のように欠落してしまったようだ。
組み込まれているADコンバーターの精度の問題か、現像ソフトの問題か・・・わからない。
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7年ぐらい前、デジタル一眼を購入しようと調べたとき、撮像素子の感度特性は、明るいところで寝てしまうが、暗い部分は足があり、全体のダイナミックレンジは、3桁すなわち1000の位に届いていた。ほぼ、銀塩に並んでいた。このまま技術が進めば、ダイナミックレンジは確実に銀塩を超える。デジタルなので、暗部の足の部分のゲインを上がれば、すごいことになる・・・・
1000なら10ビットでOKだが、0.25単位で量子化し4000の階調に分ければ(12ビット)、綺麗なカラー写真になるだろうと思った。
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デジタルカメラの価格と、階調性には、相関性があるのだろう。
Son NEX-3でも、普通の使い方では、あまり欠点に気づかない。
わかるのは、高級なデジカメと同じ被写体を撮影し、見せ合ったとき。
現像シフトや、レタッチソフトで、凝った画像処理をしたいと思ったとき。
やはり高価なデジカメで撮影された画像データーは、余裕がある。
撮像素子、ADコンバター、画像信号処理基盤、ソフトウエアが画質を決めている。もはや電子機器の世界になっている。画質は、デジルカメラのボディーで決まる。画質が財力で決まるとしたら・・・・
Sony NEX-3 どう使うべき?
新橋夕景647-4
これは、フィルムで撮影したもの。無理に空を焼きこんでいる。ビル、道路など、かなりメリハリがつくようg(傾き、コントラスト)を上げているが、階調性は滑らかにつながっていると思う。それに、銀粒子が現れザラッとしているが、70年代のコンポラ写真のおかげで、違和感を感じない。
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40年以上前は、レンズが画質を決めていた。そこで、良いレンズを1つ購入し、それを互換性のある安いボディーにつけて撮影するスタイルが多かった。高級なカメラであれ、安いカメラであれ、使うフィルムは同じ。高級機でTri-Xなら、安いカメラもTri-Xを選べばよい。写真の画質は同等である。差は、カメラマンの腕だけだろう。いいレンズが1本あれば、永久に使える様な気持ちでいた。
画質はデジタルカメラのボディで決まる。電子機器製品の寿命を考えるとは、それほど長くは使えない。プロなら、それが当たり前でも、アマチュアはどうだろう?
子供の成長を撮ってきた。個人的な思い、撮影時の記憶をカメラは吸い込んでいる。捨てられない。デジタルへの完全な移行・・・・機械式カメラに慣れ親しんでしまった小生には無理かも。もうNikonF、NikonSPとは45年以上の付き合いになる。
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今のところ、デジタルモノトーンとフィルムの白黒は、別物なのだ。(と思いたがっています)
この結果から、デジタルが、フィルムにとって代わるには、まだ、時間がかかるだろう・・・と思いたいが、意外と近いかも。
そんな予感がしています。
ライカのモノクロームMは高すぎるが・・・
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  1. 2014/07/20(日) 14:48:09|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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