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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

大井町まで散歩   Sony NEX-3 デジタルカメラで遊ぶ

デジタル・カラーの写真は、被写体を露わに写す。隠すところがない。直接的、即物的過ぎる。
美しい風景、綺麗な景観、美しい花などを 撮る/記録するには最適だが、単に美しい写真で終わってしまう。
記憶にとどまらない。
汚いもの、醜いもの、残酷なものを撮ったら、あまりに即物的なので目を背けるに違いない。
ぞくっと感動するもの、崇高なものには、存在を否定されるような恐怖感も付きまとう。
本当に大切なものは、目に見えないが、感じることはできる。
畏怖し、心を奪われ、なんだろうか?惹きこまれていく。
想像の翼が欲しい。
カラー写真には、想像する余地が少ないではないか・・
モノトーンなら、そこにフィルターがかかる。抽象化され、何かのイメージ、メッセージを表現できのでは?と夢想する。
モノトーンが好きな理由は、そういうことではないか・・・と屁理屈を考えている。「写真は、理屈ではない、直観力だ」と、またお叱りの言葉をいただきそうだ。
デジタルカメラで、モノトーン(白黒)写真を撮ってみようと思った。
保有するデジカメ、Sony NEX-3を調べる。白黒のモードは、HCB&W。
ハイコントラスト白黒モードしかない。
基本は、全てデジタルカメラに任せること。
面白いと思ったら撮る。
「写真は理屈ではない、直観力だよ」と啖呵を切ってみたいもの。
光線の具合がどうとか、ピントはどうか、そのようなことは一切、デジタルカメラ任せにすればいい。
HCB&Wモードに設定し撮影してみた。
HCBW00886.jpg
撮影は、7月11日(金) 二日ほど前である。台風が通り過ぎ、陽ざしが出てきた。
1時間半ほどの散歩であったが、その間356回、シャッターボタンを押している。フィルムでは考えられない多さ。ピント、露光とも問題ない。デジタルカメラは、なかなか賢い。問題はフレーミングする「写真の眼」だけだろう。
HCBW00897.jpg
HCB&Wモードで撮影すると、1970年ころ流行った、コンポラ写真のような味わいになる。アレ・ボケ・ブレではないが、当時の流行は、コントラストの高い、ざらとした 写真が多かったような気がする。それに広角レンズで撮られたものがが大半であった。
これ、森山大道風??だろうか。
HCBW00900.jpg
魚眼レンズ? いえ お遊びです。
HCBW00934.jpg
カラーでは狙わないでしょう。工事現場です。
HCBW00946.jpg
空に雲がある。これなら、空にレンズを向けてもOKでしょう。
HCBW00956.jpg
東急線 下神明駅近くで道路工事中。ここはJR住吉踏切。上の高架は東海道新幹線。
HCBW00962.jpg
HCB&Wモードでも、葉脈の紋様は潰れていない。
HCBW00971.jpg
森山大道風?かなぁ。
HCBW01016.jpg
JR大井町駅に到着。あとは、この付近を撮影し、帰宅するのみ。
HCBW01028.jpg
アンドレ・ケルテスを意識。直感で撮っているわけではないようです。
HCBW01075.jpg
これも、ケルテスを意識しています。・・・ケルテスのようには撮れなくとも・・・・影響は受けています。
HCBW01092.jpg
この店は昔からある。店名の「永楽」覚えてもすぐに忘れる、だけど、ここのラーメンは美味しい。それは忘れない。
HCBW01095.jpg

HCBW01131.jpg

HCBW01156.jpg

HCBW01211.jpg

HCBW01221.jpg
コンポラ写真風です。
HCBW01229.jpg
区役所前の公園。役所を中心に品川区が動いているわけではないが、公園の名は「中央公園」となっている。 区役所を住民サービス・センターと位置づければ、センターの日本語訳は中央だから、中央公園が適当と考えたのか?しかしサービスはどこへ? 上から目線が気にかかる。住民は区から施しを受けているわけではない。
HCBW01230.jpg
この公園、嘗ては大会社の社宅があった場所だと思います。
HCBW01238.jpg
撮影した356カットをPCの画面でチェック。だめなものを容赦なく消去。これが新しいデジタル時代の撮影術。写真上達の秘訣は、数多く撮ること・・・昔の写真雑誌にはそんなアドバイスが載っていた。しかし、フィルムの値段、現像、焼き付けのコストを考えると、アマチュアには限度がある。プロとアマチュアでは、フィルムの消費量、10倍以上の差があったろう。
デジタル時代になり、アマチュアカメラマンの枚数もずっと増えてきて、差は縮まったと思う。
テーマを決め撮影するトーナメント・プロのようなカメラマンが成り立つ経済的な基盤は弱くなっていまいか?写真は氾濫しているが、心に残る傑作写真、出にくくなっていると、思う。
これからは、アマチュアの時代だろうか?

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  1. 2014/07/13(日) 07:07:15|
  2. デジタルで遊ぶ
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Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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