見栄えよく撮ろうと工夫を凝らしてしまう。
馬鹿な考えだろうが、写真に理論を持ち込もうとしているのかも。
「六本木一丁目駅」近辺の撮影で、デジタルカメラ任せで撮ったところ、意外によく写っていた。
今までの、創意工夫は何だったのか?と反省。創意工夫と呼べるものでなかったのかも。
デジタルができて、すごい時代になった。
ここは、デジタルに任せ、撮影してみるべきではと、少し心を改めました。
(1)うまく撮れるはずもないと避けてきたものを、デジタルカメラ任せで撮ってみる。
(2)常識的な見栄えよい構図にならないよう、留意する。 (下手で当然と 開き直ってみる。)
(3)できれば、汚いものを撮る。
(4)撮影条件は、デジタル任せ。自分の直感(あればですが・・・)に従い、フレーミングしシャッターを切る。
こんな、心構えで、散歩にカメラを持ち出し、撮影してみた。
7月8日 午後2時半から5時まで、2時間半の散歩をして、撮影。
いつも歩きなれた散歩道、目新らしいものは何もない。フィルムのカメラだったら、15カット程度しか撮れなかったでしょう。
しかし、(1)~(4)の心積りで、見てみると、たくさん写したいものが出てくる。
2時間半で320カットの画像を撮っていました。
いかに、常識、思い込みにとらわれていたか、直感で撮っていたわけではないことに気づかされました。
カメラは、SonyNEX-3 レンズはE16mm F:.8 フルサイズ換算24mmの広角レンズです。撮影モードはP、全てカメラ任せ、ピントも自動、ISOも自動にすべきでしたが、設定を間違えISO1600で撮影してしまいました。

家をでて、大崎の駅に向かう途中。手を伸ばし撮影。液晶画面に自分の手やカメラが映り込んでいるのに、気づきませんでした。こういう構図の写真、初めてです。

果たして、フィルムカメラの持っていたら、撮ろうと思っただろうか?

向日葵の撮影ポイント。今までは、綺麗な向日葵を選び、背景を慎重に選んで、撮影してきましたが・・・・
枯れてみじめな/汚い向日葵、背景には、ごちゃごちゃした電線を入れる。今までの撮影スタイルを否定するのも、解放されたいい気分になれる。

「棕櫚の樹のある家」以前から気にはなっていたが、1ショットも撮ったことがない。光の階調を考えると、白黒フィルムでは平凡な画像しか得られないという、思い込みがあった。
デジタルで、バシャバシャ撮ってみる。1本のフィルムで1軒の家を撮りきる!そんな気分。

南の島の鬱蒼とした棕櫚林・・・

ここは、確かお医者さんの家でした。住む人いなくなったのか??

オールドレンズでは狙えない光です。さすがです。ゴーストがわずかに認められますが、フレアーも少なく、コントラストも十分、撮れるものですね。技巧を凝らす必要なし、全てはカメラにまかせ、撮影に専念する、それがデジタルカメラなのでしょう。すごい!!

いよいよ、大崎再開発でできた地域に足を踏み込む。
前の道路は百反通り。再開発に伴い、百反坂辺りに、新店舗がオープンする。派手なオレンジ色の外壁の店舗と、右の古い家。なんとなくシュール。白黒フィルムでは、絶対に狙わない被写体です。
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- 2014/07/09(水) 13:52:29|
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