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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

紫陽花の花 古いカメラと古いレンズで・・・

考えてみると、愛用しているカメラとレンズは、古いものが多い。
骨董品カメラ愛好家かというと、自分では、そうは思っていない。
使っているカメラに、不満がないので、新しいカメラに手が伸びなかっただけ。
NikonF、NikonSPを使ってきた。カメラも壊れない、カメラ、レンズに不満はない。
捨てて、違うカメラにする理由がない、カメラは道具、手になじんでいる。
AE(自動露光)にそれほどの魅力を感じたわけではないし、モータードライブも必要を感じなかった。AFが出たとき、まだ目ははっきり見えていたので、手が出なかった。いつか老眼になり、ピントを合わせるにが難しくなってからでいいだろうと思っていた。
そうしたら、デジタルカメラが出てきて、あっという間に、フィルムの時代が過ぎ去っていく。
今よく使うのは、KievⅡ これは戦前のContaxⅡと同じもの。戦勝国ソ連が、戦利品としてコンタックス工場を、ソ連邦のキエフへ移築、そこで 戦前の設計のまま、生産が続けられた。
使っているのは1951年製と1953年製の2台。故障した時のバックアップに2台保有している。
レンズは戦前のツアイスの50mm F:1.5 ゾナー。1939年製、最少絞りはF:11、イメージサークルが小さく、これが限界なのだろう。F:11まで絞って撮影すると、四隅、すこし欠られる写真になる場合がある。独特の収差はあるけど、使っていて、駄目なレンズだと 思ったことはない。今でも、充分な画質だと思っている。(戦前の後期15ゾナーの最少絞りはF:22に改良されています。)
赤外あじさい646-2
フィルムはRollei赤外400S、普通のパンクロフィルムとしてISO400で使用することもできる。使ってみると、ISO100程度のフィルムとして使うのがいいのでは?と思ってしまう。ISO400で使用すると、現像時間をかなり長くしなくてはいけない。
白黒の赤外線写真を撮る人、少ないとは思うが、フィルムは、まだ販売されているので、少しは需要があるのだろう。
コンタックスⅡやKievⅡのカメラを、今も使っている人、世界で何人くらいいるだろうか?1000人はいないだろう。
そのカメラに、古い15ゾナーをつけ、赤外線フィルムで撮影となると・・・きわめて少なくなる。これ意味あるかなぁ?
赤外あじさい646-6
所詮は、スノビッシュなお遊びと、切り捨てられるだけかも。
薄曇りで、日の当たらない紫陽花を、赤外線写真で撮ったらどう写るか、テストで撮ってみました。
ピントを利かせたかったのですが、暗くて絞れません。絞るとシャッター速度が遅くなり、手振れの危険が増します。
三脚を使うべきですが・・・・三脚を使うと、フレーミングの自由度が減ります。スナップが、小生の基本、三脚をあまり使いません。
赤外線写真を撮ったことない人は、知らない、あるいは知っていても、うっかりして失敗するのが、ピントです。赤外光、可視光に比べ、屈折率が低いので、ピント合わせした後、距離補正しなければなりません。
これは、一応、補正して撮影したつもりです。
なお、ツアイスのポリシーか、ツアイスのレンズには補正マークはついていません。自分でテストして、補正量を探せということでしょう。ニコンのレンズには、全てに補正マークがついています。(小生の保有するレンズです、現在のデジタル用レンズにはないでしょうが・・・)
デジタルなら、こんな写真、レタッチソフトと組み合わせれば、簡単に、しかも、もっと高解像度に作れるかも。
----------------------------
古いコンタックスⅡのレンズに手を伸ばしたのは、15ゾナーを使ってみたかったから。S用ニコンのレンズは、ツアイスレンズを先生として開発されてきました。
ニコンが、戦後作ったS用50mmF:1.4、 これは15ゾナーを無理にf:1.4にして製造したもの。ツアイスからクレームが出たという。ツアイスの光学研究者・開発者は、レンズの限界を知っていた。販売戦略で、無理やりf:1.4を作り、世界最高の明るさなどと、宣伝するのは、まじめなドイツ人気質から許されることでないのでしょう。
もう50年近く前のことですが、実際、NikonS用の50mm F:1.4を 試したことあります。絞り開放f;1.4で撮影すると、ゴーストやフレアーが盛大にでました。
S用50mm F:2レンズは優秀です。買うならこちらと決めました。その時から15ゾナーには、興味を持っていました。
マウントはコンタックスⅡと、S型ニコン、同じです。ただし、螺旋の回転角度が少し違うためか?まだほかに理由があるのか、使うと開放絞りではピンボケ。2mの被写体で20cm後ピンになります。
f:4くらいまで絞れば、コンタックスⅡのレンズ、S型ニコンで使用できます。
勿論、暗い3.5テッサー、広角の35mmのビオゴンなら、ピントを気にせず、NikonSで使用することができます。
S型ニコン用の35mmレンズは持っていません。Jupiter-12(ビオゴン35mmのキエフ製コピー)で代用。その代りニコンでは28mmレンズを保有。ツアイスの28mmレンズは、希少品で高すぎて手が出ません。
ゾナー50mm f:1.5を使いたくて、kievⅡに手を出しました。
やはり、マニアかなぁ??

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  1. 2014/07/04(金) 18:18:55|
  2. 樹、草、花 
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  1. 2014/07/04(金) 23:14:23 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

友人に天文好きがいて、高校の頃、彼に誘われ天体観測についていったことあります。
反射望遠鏡に、カメラを付け撮影。
彼の狙いは、小生に現像の手助けをさせること。その時、彼は、水素増感を知っていました。もう50年くらいのことです。結局、水素増感したフィルムを調整するのは、小生の役に。彼は必要な機材を調達する。と言っても当時高かったコダックのTRI-Xフィルム2本を買ってきました。小生は、高校の化学実験準備室にあった鉄と硫酸をくすね、化学教室にあったガラス器具と小さなデシケーターを使い、調整しました。現像は。町の写真屋に。懐かしい思い出です。彼は、その後、天文学部のある大学へ、そのご、天文台に就職したという噂を聞いていますが、それ以来音信不通。我が家の近くにあった彼の家も、いつしか壊され、別の表札がかかっていました。
天文好きの人は、憎めない。スパンの大きなものを対象にするからでしょう。俗世間から隔絶したような雰囲気があります。
そういえば、うまく撮れたとは聞きましたが、実際の写真見せてもらえませんでした。
  1. 2014/07/05(土) 14:28:57 |
  2. URL |
  3. Alchemyst Sasaki #-
  4. [ 編集 ]

こんにちは。
昔のエントリへのコメント、ご容赦ください。
先ほどは、拙blogにコメントいただき、誠にありがとうございました。

小生も古いながら、ContaxⅡやKievⅡ、その頃のレンズ群を愛用しています!
そして、フィルムでの赤外線写真もこの時期(初夏から秋口まで)に楽しんでおります。小生は、フィルムとしては Rollei Retro 400S を、フィルターとしては SC72 を常用しています。

今後ともよろしくお願いします。
  1. 2015/05/19(火) 22:27:34 |
  2. URL |
  3. Weekend Outdoors #uaIRrcRw
  4. [ 編集 ]

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Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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