写真は綺麗に写っていなくては・・・と思っていたけど。
散歩にカメラを持ち出し7年、少しずつ感性に狂いが生じている。
Yahooで「紫陽花 写真」と打ち込み検索すると、紫陽花の画像が1,330,057件ヒットした。
どのように紫陽花を撮影しているのか興味があったので、画像を次々にクリックしていくと、途中で
「これ以上の検索結果は表示できません。求める情報が見つからない場合は、キーワードを追加するなど、
より詳細に条件を指定して検索結果を絞り込んでください。 」の警告が出てしまう。
ネットに出ている紫陽花は、実際に撮影された紫陽花のごく一部。
載っている写真は、全て美しい。デジタルで撮られたものがほとんどだろう。しかし、大同小異、撮りつくされているのでは?と、花の撮影の動機が萎える。
プロの作品が混じったとしても、その中から見分けるのは困難だろうと、畳みかけるようにネガチブな考えが頭をもたげる。
「今年の紫陽花はどうだろう」、「こんな紫陽花に会いました」という気持ちが、シャッターを切る動機だが・・・
予定調和的な美しい写真を撮る必要もないなぁ・・・と 心変わりしている。

目黒・自然教育園で撮影。花の近くには「のかんぞう」の説明板が差してあった。ユリ科の花、橙色の花をつけていた。黄色ならニッコウキツゲだろう。(花に関して、知識は乏しいので・・・ご勘弁を。説明、間違っているかも)
Mamiya-6で撮影。特殊な器具は一切使っていません。
現像後、画像をPCに取り込みましたが、レタッチソフトを駆使し、特殊なエフェクト効果を付け加えることはしていない。切り貼り、合成等の操作もしていません
シャッターを切り、フィルムに光で描き(光画:Photo Graph)、そのままPCに取り込んだだけ。
花も静かに美しく咲いているわけではない、乱れ、舞い踊っている、そんなダイナミズムを感じてもいいではないか・・・
花が綺麗に咲くのは、人間のためではないでしょう。
そんな花を見て、美しさを感じとる心が素敵なのだと、人間本位に納得する。(人の感性は千差万別ですが)

イイギリが倒れ、いつしか、自然の土に戻っていく。手前に新しい若葉が芽吹いている。その部分大きく引き伸ばすと、面白い文様になっている。よく見るとイイギリの葉ではないようだ。イイギリが倒れたことで、地面に少し光が届くようになる。機会を伺い、一気に常緑低木が成長を始めたようだ。生命の爆発が起きている。
画像の切り貼り、合成は一切していません。古いカメラでも、使い方で、ズームレンズでぶらしたような効果のある写真を撮ることができます。
美しい樹林の写真を撮る人、由緒ある古木を撮る人、記念物に指定された樹を撮る人、みな予定調和のように美しい。
しかし、この様に捉え、樹を撮ってもいいのでは?アマチュアなのだから。
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- 2014/06/29(日) 09:36:38|
- 読み解く写真、心に残る写真を・・・
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