Mamiya-6 カメラの基本的な機能は揃っている。
どう使うかは、使う人の考え次第。

レンジファインダーカメラ。最短で約1mまでしか近づけない。最短まで近づいてシャッターを切る。
現像後、狙ったフレーミングになるようトリミングした。それでも35mmフルサイズより、大きなネガ範囲。
祖父から聞いた技法で撮影。同時代の二眼レフカメラなら、もっと容易に撮影できただろう。自動化が進んだ現在のデジタルカメラでは、難しい。だが、レタッチソフトで、レイヤーを重ね合成すれば、同様な雰囲気の画像を作成できる。
この技法、一種のソフトレンズ効果を狙ったものである。戦前、ソフトフォーカスのレンズは、高くて手が出せない。趣味でカメラを楽しむ人は、さまざまな工夫をして撮影したという。
「振動する台を作り、カメラを載せ、ちょっとカメラに振動を与えると、芯のあるそれでいてふぁとした写真ができる。それが何ともいいんだよ」 孫である小生にそんな話をしてくれた。
レンズにポマードを薄く塗って撮影すること、ベス単眼はずし、ピンずらし・・・・話をしてくれたのは中学生のころだったか、妙に記憶に残っている。おそらく、Mamiya-6が、父親から小生の手の上にのるようになったのを知ってのことだったのだろう。
親子三代で使ったカメラ。フィルムの入手、現像のことを考えると、将来、息子の手の上に乗ることははないだろうが、フィルムが入手できるかぎり、小生が使い続けていかねばと思う。
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- 2014/06/25(水) 21:46:29|
- 写真の技法
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