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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

蓮の葉を撮る (不忍池)

連休が始まった4月の下旬、不忍池で蓮の葉を撮影していた。
赤外フィルムに可視光カットのR72フィルターを使用し撮影すると、蓮の葉が暗い水面から浮きあがるように写っていた。面白い。
連休明けの日、50mmの標準レンズで蓮の葉を切り取ってみようと、再度不忍池へ行った。
不忍池637-18
空からの光のうち赤外光はすべて水に吸収される?、あるいは屈折率で水面下へ入る?のか、撮影した角度では反射光に赤外光がほとんど含まれていないようだ。R72(720nm以下カット)で可視光成分をカットすると、水面は暗く沈み、蓮の葉がくっりきと浮かび上がる。葉の配置の面白いところを探して写せば、面白い写真になるかも。フレーミングが難しい。造形感覚が優れていればなぁ・・・
反射光は偏光しているので、PLフィルターでも、同じ効果が期待できるのではと、持ってきたPLフィルターに替えてみる。
一眼レフカメラであれば、PLの効果をファインダーで見ながら確認し、最適の角度に合わせることができる。レンジファインダーでは、PL効果の確認は、レンズに装着する前に裸眼で確認、角度を記憶し、レンズにセットする。
レンジファインダーカメラでもPLフィルター使えないわけではない。めんどくさいのと、最適な効果で使えたか、保障できないだけである。
不忍池637-10
似たような写真が撮れた。感度的にも、PLフィルターのほうが露光補正倍率が低く、撮影に有利である。
不忍池637-9
暗い池からボーと浮かび上がる茎の格好が面白いと、ファインダを覗き、構図をきめていたら、薄らとではあるが、フレームを横切っていく鯉の姿を発見、シャッターを続けざま2枚切っていた。暗い水面とほぼ同じ明るさの鯉、PLでなければ、捕まえられなかっただろう。次のシャッターチャンスをと5分ほど待ったが、再び鯉が現れることはなかった。
鯉の姿を浮き出すよう焼いたら、蓮の葉は真白になってしまった。蓮の葉を白く潰さないように焼くと、水面は暗くつぶれ、鯉の姿は消える。覆い焼きして画面を作るところです。
・・・デジタルのレタッチソフトでは どうしたらいいのだろう?



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  1. 2014/05/09(金) 22:35:50|
  2. 水辺の光景
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

はじめまして(おそらく)
 かなりの明暗ですね。フィルター効果で作画するのも楽しそう。
 しかも引き伸ばしまでもされているとなるとやめられませんね。
 私はフィルム現像をしていた頃、すでにトーン豊かな高性能フィルム時代でしたので、ハイコントラストネガを作るのに苦心してました。最終的にはリスフィルムというやつで二階調化して満足してました。その頃はマンレイという人の影響が大きかったので、写真でないような写真を撮っては喜んでいました。
 パソコンによる覆い焼きのような効果は、アドビのPhotoshopなら直感的に出来て楽しいです。任意に選択した所の境界線をぼかし幅を決めてトーンカーブで明暗をコントロールするだけで焼き込みなどが簡単です。しかし、すぐに飽きてしまいます。
 それぐらいは、知っとるよ!という類でしたらごめんなさい。
 harada
  1. 2014/05/10(土) 17:34:12 |
  2. URL |
  3. harada #-
  4. [ 編集 ]

コメントありがとうございます。
>>任意に選択した所の境界線をぼかし幅を決めてトーンカーブで明暗をコントロールするだけ・・・
アドビのPhotoshop 最新版では、驚くような画像加工/合成もできるようになっているようですね。恐ろしくて、手が出せません。
小生が使用しているのは、10年以上前の古いフォトショップです。明るさとトーンカーブを調整に使うだけ。これで充分。一部を切り抜く(指定する)機能はついていますが、覆い焼きは・・・境界の処理が難しい・・大変な手作業で、うまく使いこなせないのが実情です。
現在、フィルムを自家現像し、できたネガはフィルムスキャナーで取り込み、フォトショップで画像を整えデジタルデーターとしてPCに保存。そして、PX-5600(エプソン)で印刷するので、臭い暗室作業からは解放されました。ネガは大事に保存。PCのハードデスクがクラッシュしても、元画像(ネガ)は。火事にならない限り大丈夫。
自宅の暗室は、現在物置状態です。でも、セーフライトのバットのなかで、画像が浮き上がってくる感動は忘れていません。掃除しそろそろ再開しようかいう気になっています。黒の締りは印画紙のほうが若干いいように感じていますが、そこまでわかる(鑑賞眼ある人)いるのかなぁとも・・・再開するにしても複雑な思いが交差しています。
  1. 2014/05/10(土) 19:42:16 |
  2. URL |
  3. 錬金術師 #-
  4. [ 編集 ]

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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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