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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

「夜桜 2013年」 フィルム撮影 モノトーンで表現してみました。

24日夜 「夜桜」の撮影に挑戦。
長時間露光は初めてです。前日 Sony NEX-3 E16mm F:2.8、ISO1600で 公園の桜を手持ち撮影。ぶれた画像ですが、露光の具合と、写り具合(構図)をチェック。 ISO400なら f:8で5秒~20秒(撮影するシーンによる)の結果を得ました。 フィルムだと、1秒以上の露光時間で、相反則不軌があり(特に高感度フィルムは)、f:8で10秒~40秒の撮影になると踏みました。
夜桜508-11
背景に 公園の時計が写っています。時刻は9時5分です。公園内の街灯の光でも綺麗に写っています。レンズは、コシナのSC-Skopar 35mm F:2.8 街灯の強い光が入ってもハレーションやゴーストが出にくいこと、広角レンズの方がピントが出やすいので選びました。
夜桜508-10
狙っていた構図です。ストロボを1回照射し、前の桜をくっきりと出しています。暗い空間の枝の文様を出したかったので、16秒の露光としましたが、もっと明るくさせたほうが 良いような感じですね。40秒くらいかけたほうが良かったかも・・・もう1枚 40秒で撮っておけばよかったと悔やんでいます。
家に帰り、すぐに現像、翌朝 ネガを詳細にチェック。
これならば50mmの標準レンズでも撮影できそうだと、26日 同じニコンSPに 50mm F:2の標準レンズをつけて、再び夜の戸越公園へ
夜桜510-9c
同じf:8で撮影しましたが、広角レンズと違い、無限遠までピントは届きません。当然桜の花が主体になります。この日は、少し風があり、枝がゆれていました。ストロボを1回焚き(古い表現ですね)近くの桜を止めています。遠くの桜の幹は、out-of-focus ピンボケ、枝もボーと太くなっています。絵画調 Pictrial Photoの世界です。桜の花も、絵筆で書いたようなタッチになっていると思いませんか?
夜桜510-15
この写真が、今回のベストと思っているショットです。画面上部の明るい光は月です。A4にプリントし、見ていると、何層にもなった桜の花に動きがでて、空間の深さを感じます。風にゆれた桜の花が、偶然にも面白い文様を生み出していると、一人悦にいっています。(妻の評価は散々でしたが・・・)
と、ここまでは快適な撮影を楽しめたのですが、三脚を使った撮影経験が乏しく、暗いところの作業だったので、三脚を倒すというアクシデントを起こしてしまいました。哀れにもNikonSPを破損してしまいました。ネガが助かっただけでも 良しとしないと・・・
夜桜511-7
26日夜、ニコンカメラ破損にめげることなく、今度はKievⅡを持ち出し、15ゾナーで 戸越公園の夜桜を撮影。戦前(1939年製)のレンズです。この時代に、すばらしいレンズができていたという尊敬の念を込めて使用しています。ゴーストが出ても それはこのレンズの特性、今のレンズでは出せない味と 割り切っています。
ゴースト 派手に出ていますね。中心近くの街灯の明かりを受けて、中心から左右二方向 下に向かい出ています。
夜桜511-21a
左上の街灯の光を受けて、円弧上のゴーストがでています。これはこれで いいと思うのですが・・・
夜桜511-16
これには、ゴーストらしきものでてません。狙い通りの写真になりました。中央の建物、映画に出てくる、人知れぬ林の中のアジトのような 不気味な雰囲気出ていませんか?
撮影に使ったKievⅡはContaxⅡと同じ設計です。戦前のままなので、ストロボ端子も、フラッシュ用端子も付いていません。ストロボは、シャッターをバルブで止め長時間露光しているとき、強制発光させています。ストロボ発光と長時間露光のバランス、24日の撮影よりうまくいきました。失敗してこそ、上手になる。
後日談、破損したニコンSP 入院していましたが、ようやく4月下旬退院しました。 もうすぐ復帰後の活躍を伝えることができると思います。
 
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  1. 2013/05/02(木) 07:30:46|
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Alchemyst Sasaki

Author:Alchemyst Sasaki
散歩にカメラの生活もついに12年目に突入。10年も続ければ、何かを掴めると思ったが、デジタルカメラの渦に弾き飛ばされ、未だ写真の眼を掴めないでいる。
絶滅危惧種のフィルムカメラでは、無理なのかなぁと嘆息。
冷蔵庫に100フィート長巻フィルム4缶、保存してあるので、
あと一年は撮り続けられます。それからどうするか考えることにしました。

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