フィルムは、現像液で現像し像(ネガ)を起こすが、デジタルでも0101のデータから画像を起こす。
画像データは、メーカー独自のフォーマットで記録されているため、メーカーごとに現像液(デコーダー)が用意されている。現像し、汎用な画像データーになれば、更にレタッチソフトで、切り貼りなどの合成写真も可能になる。
それを、メーカー指定の現像液(デコーダー)と、作品にするための暗室作業(レタッチ)と考えると、なんとなく理解した気になれる。
Sony NEXのRAWで撮影したデーターを、ソニーの現像液で画像にしてみました。TIFFファイルで出力されるため、PhotoShopで受け、リサイズ、JPGに変換しました。PhotoShopによるレタッチ(トーンカーブなど)操作は行っていません。

枯れて無残な姿になってしまった姿を、あえて写すなんて・・・
綺麗は汚い、汚いは素敵。・・・そんな屁理屈を考えながら撮影していました。寒い冬をやり過ごし、ようやく春めいた時には枯れてしまいました。

D-レンジオプティマイザーで暗い部分を浮き出す処理をし、少しハイキーになるよう調整し現像。すこしは華やいだ感じになりました。色温度を変えると、全体がブルーになったり、オレンジかかったり、それはそれで面白い。更にレタッチソフトを使ったら、いろいろな変換ができるだろう。見栄えよくしようと努力を重ねると、結局、どれが見ていた冬の向日葵か分からなくなる。
Seeing is Believing. 百聞は一見に如かず などと言うが、見たことを信じて良いのか、あやふやな不安が残った。

色の情報を抜き、白黒写真に変換。このほうが、混乱が少ない。もともと白黒写真は、眼前の光景の一部を抜き取っているだけ。在ったことの記録に過ぎないと理解しているから。
色情報まで記録するデジタル写真、目の前の光景をそのまま記録しているように思えるが、そうではない(偏向がある)。これも面白がるべきだろう。デジタルといえ、奥が深そう。
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- 2014/03/30(日) 12:51:08|
- デジタルで遊ぶ
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