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本当に大切なものは見えない

古いフィルム・カメラで、ありふれた身の回りを撮っています。日常の中の一瞬を捉え、読み解く写真になっていれば・・・

品川のビジネス街で撮った一枚   

影響受けていると感じた一枚。
品川625-2
好きな写真家は?と聞かれたら、即座にアンドレ・ケルテスと答えてしまう。
古い写真家、写真が好きな人でないと、知らない名前だろう。年齢的には、木村伊兵衛より少し年上か、第一次世界大戦に従軍している。カメラを持参し、塹壕にいる人を撮影している。そのまま 撮影を続けていたら、戦場カメラマンの元祖、あるいは最初の報道カメラマンとして写真史で紹介されていたかも。
小型カメラの可能性を一番早く理解した写真家で、ライカが発売されると、すぐに手に入れている。ユダヤ系ハンガリア人。パリにでて写真家となる。ルーマニア出身のブラッサイに写真の手ほどきをしている。ブタペスト時代、夜景を撮影しているので、案外、夜のパリを撮ったら面白いと、ブラッサイに勧めていたのかも。
同郷のキャパの面倒も見たようで、キャパの初期の作品はライカが使われている。写真に関し多彩の人。感性に優れて、撮影した作品は1930年代のパリで受け入れられた。彼の影響を一番受けたのは、カルチェ・ブレッソンだろう。
アメリカの出版社からの要請で、アメリカに渡るが、仕事が終わり帰国する頃になると、大陸はナチの嵐に巻き込まれている。このままパリに戻ったら、生命の保証はなかったろう。米国に留まり、ナチの嵐が過ぎるのを待つ。そして米国籍を取る。彼の写真は、米国人の感性には合わなかった。受け入れてもらえず、雑誌社の広告写真でどうにか生活を維持する。米国にいることを呪ったようだ。米国で彼の作品が評価されだしたのは、1960年ごろからでは?
現像があがり、この写真を見たとき、アンドレ・ケルテスの影響をうけているなぁと・・・再確認してしまった。
あなたの 好きな写真家は誰ですか?
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  1. 2014/03/22(土) 08:56:37|
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Author:Alchemyst Sasaki
Phone-Cameraの時代、フィルムで撮ることの意味合い、意義はあるだろうか?と懐疑的になっている。写真の置かれている場所・期待・求められているものが根底から変わってしまったのかもしれないと思っている。
それでも、もう一年白黒フィルムで遊んでみるつもりでいる。

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