花鳥風月の写真は苦手。
特に、このごろはカメラがよくなり、「私でも撮れます。」状態となってからは特に苦手となった。
絵であれば、作品と画家ははっきりしている。ゴッホの向日葵、モネの睡蓮、尾形光琳の『燕子花図』(かきつばた ず)、一度見れば、深く心に残っている。
○○の撮影した××の花の写真と、記憶に残るものあるかなぁ?
小生の記憶に残る花は、Imogen Cunningham の撮影した花の写真しか残っていない。
あれは、ベコネアの花だったか?古いモノトーン写真である。アメリカの女流写真家。花を接写で捕らえた最初の写真家かも・・・だから記憶に残るけど・・・
イモジェン・カニンガムの活躍した時代、それはプロの仕事、素人には、ハードルが高く、同じように撮るのは至難の業だろう。
しかし、時代は移り、カメラは発展、今となっては、素人でも もっと美しく撮影できている・・・くすんだモノトーン写真と 現在の鮮やかなカラー写真、勝負は明白である。
しかし、誰でも綺麗に撮れるので、記憶に留まらなくなる。写真で花を撮影/表現する・・・本当に難しい。

どうしても、このような写真になってしまう。
カメラがよくなり、カメラ雑誌などでは懇切丁寧に、撮り方のコツを説明してくれる。それに従い、撮ると確かに綺麗に取れる。そのため、撮り方狙い方は類型化し みな同じような綺麗な写真を撮ってしまう。
羨むべきよい時代になったというべきだろうか?
花鳥風月の写真はやっぱり苦手だ。


スポンサーサイト
- 2014/03/16(日) 14:22:12|
- 樹、草、花
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0